一年前の夏にUberEatsの配達員してた話

2020年の5月~9月ぐらいの期間、実はUberEatsの配達員をしていた時期がある。

自分は精神面とか諸々の事情で2019年10月ぐらいからその時期までガチのニート状態で、それまで気が向いた時に入ってたスポット系のバイトがコロナで全滅したのが始めるきっかけだった。

お金に困っていたというよりは、有り余りすぎる時間の全てを余暇に費やすことによる罪悪感が半端無かったからやっていたという方が強い。

 

  • やって良かった?

正直、自分にはかなり向いていたように思う。

元々自分は自転車に乗ることがとても好きなので、長い距離運転をすることも全く苦ではなかった。この時期あたりを境に足の筋肉がだいぶ付いた。

朝早く起きて運動して夕方に風呂入って後は自由時間!という生活リズムも凄く良くて、精神的にもかなり安定していた。人と関わらない仕事としてはそれなりの金額が入ってきたことも大きかった。

 

このブログを見てくれている人の大半は音MAD作者だと思うのでここで無理矢理音MADの話を挟むのだが、UberEats配達員をやっていた時期のkaikityouくんの投稿動画がこれである。マジでちゃんと元気だったんだなって思う。

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この時期某鋼タイプみたいな名前の作者さんもめちゃくちゃ元気だったと思うんだけど実はあの人もUberEatsやってたのかな。

  • 給与は?

一番バリバリやっていた時期の明細が出てきたので掲載しようと思う。Uber関係ない部分は全部黒塗り(なんかいやらしいので)。

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自分は週5日稼働してこの金額だった。月8万~10万といったところか。

見て分かる通り少なくとも当時のUberは週払い制だったのだが、この中の一つの週の売上明細を続けて紹介しようと思う。

 

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正直見方があんまりよく分からないが、一番上の「料金」から「サービス料」を引いたものが自分の配達で稼いだ金額になるのだと思う。

プロモーションUberのアプリ内で行われる各種イベントによるボーナスの額。

例えば「ブースト」特定の期間内に完了した配達分に一定割合の報酬がプラスされるというもの。具体的には雨天時など配達員の数が少なくなりそうなタイミングでUber社がその対策の一環として打ち出すものといった感じ。

「クエスト」は週に一定回数以上の配達を完了すると翌週振り込まれる額に決まった額のボーナスがプラスされるというもの。基本的にUber戦士はここで稼ぐらしく、実際自分もこのボーナスでようやく時給換算で都の最低賃金を上回っていた記憶がある。

「チップ」はそのままの意味で、配達を依頼した客が気分で配達員にお金を入れられる仕組み。意外と入れてくれる人は多かった印象。ありがたいね。

 

自分は田舎住みなので注文数自体があまり多くない上に長い距離を移動することが多くまぁ効率は悪かったが、都心の方だと回転率が凄まじいのでクエストでかなりの金額を稼ぐことが出来るらしい。都心にアパートを借りてUberEatsでお金を稼いで生活するみたいな話も結構聞いたことがある。

ただ自分は上述の通りお金よりはメンタル的な理由でUberをやっていたので毎日都心に出て車がたくさん走っているところを自転車でおっかなびっくり走るよりは、お金が少なくても走りやすい場所で伸び伸びと運転していた方が向いていたと思う。

ここらへんは己が何を目的としてやるのか次第だと思う。

 

  • 配達員の特権みたいなのものってある?

自分はあんまり深くまで調べなかったからよく分からないけど、たくさん配達した人限定で自分が注文する際に使えるクーポンが貰えるとかあった気がする。

あと自分が恩恵を受けたものとしては、希望者全員に無償で使い捨てタイプのマスクを配っていた。当時はまだマスクが高かったので地味に助かった。

 

  • 大変なこととかあった?

UberEatsアプリの地図がかなりポンコツで、実際の住所とは別の位置を指すことが多かった。なので自分は住所をGoogleマップアプリにコピペしてそちらで場所を確認していた。

あと某和食チェーンがかなり不親切で、いくつかの住所に別々の商品を届ける際にそれぞれの注文袋に商品名等を書いてくれなかった。これはとても危険に感じたので自主的にお店に頼んでレシートを袋に貼り付けてもらうようにした。

自分の方に問題があることとしては、お店に商品をピックアップしに行く途中で自転車のチェーンが外れたことがあった。その時はどうしようも無さそうだったので依頼のキャンセルを行った。

 

始める前に大変そうだなぁと思っていたけど実際にはそんなにそうでもなかったこととしては、汁物等はバッグの隙間をバスタオル等で埋めて固定すれば溢れることは無かった。溢れることがあったとしたら多分店のほうに原因があるのだと思う。

あと基本的にお客さんは玄関のドア前等に商品を置いておくことを希望していることが多かったので、接客的な面では特に困ったことは無かった。

 

  • その他

当時の自分は物欲が全く無く、少ない賃金でもお金は貯まる一方だった。

たまーに使うことがあったのは昼飯代だろうか。でも基本的には家でおにぎりとか作って持っていくようにしていた。

この時期に買った一番高いものは9900円のWebカメラだった。ゲームとか本もチマチマ買ってたけどケチだから中古品ばっかり買ってた。

 

 

そんな感じのことを、2020年の9月ぐらいまでやっていた。

9月終わりぐらいからは今働いているところに定着して、そのまま今に至るという感じ。

ただそこも今年中に転職したいとは思ってる。実家暮らし人間としては賃金の面では申し分ないのだけれど、なんせ未来が無い。実態としての収入がどうとかより、未来への不安で押しつぶされると思う。

 

以上。本当に何もやっていなくてお金が稼ぎたいけど人と関わりたくないって人にはある程度オススメのお仕事です。でも今だったら出前館とかの方が良いのかもしれん。