子供の頃に捕まえられなかった色違いシェイミを文明の利器を使って捕まえた話

先日、BDSP向けに「オーキドのてがみ」が配信されました。野生のシェイミを捕まえる為に必要なアイテムです。

実はこのアイテムは当時プラチナでも配信されたことがあって、当時も自分は受け取った。

www.inside-games.jp

 

要はシェイミそのものではなくて「シェイミと戦うことが出来る権利」が配布される訳で、一見回りくどく感じるかもしれないけど、これは大変な意味がある。

というのも、色違いの個体と遭遇出来る可能性が生まれるのだ。

ポケモンを少しでもやっている人なら分かると思うけど、色違いの幻のポケモンを手に入れる機会ってほんとに殆どない。

なんなら十年に一度訪れるかどうかってレベル。エメラルドの「ふるびたかいず」ガチャがとんでもないことになっている理由もそこにある。

 

当時中学一年生だった自分も色違いシェイミを求めて厳選作業を始めた。

当時のブログを見ると2009年4月24日から厳選を始めたらしく、少なくとも同年の5月29日までは続けていたっぽい。約一か月。

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2009年5月12日のブログ記事。

リアルなオタク中学生だなぁという部分が強く見えるけど、夢で出てきていたというのが結構衝撃だった。軽くトラウマじゃんもう。

 

どの時期だかは定かではないけど、当時使っていた交換掲示板でシェイミを募集している人の書き込みを見て、色違いの捕獲を諦めた。

確か相手からは高個体値の色違いカイオーガ、色違いレジスチルのセットを貰ったのだと思う。正直今だったら交換してないけど、そこまで悪い条件ではないとも思う。

 

ここから今の話。

プラチナの中でも印象深い思い出である色違いシェイミとの戦いのチャンスがもう一度生まれたとあっては、そりゃやるしかないよねって感じ。

しかも色違いポケモンの出現確率は当時の1/8192から、2倍の1/4096に上がっている。

 

ただ13年前と大きく違うのが、自分に時間がないこと。

家から数分で通える中学校で6時間ぐらいの授業を受けていた時と違って、今は都会の街で一日9時間ぐらい働いている。しかもポケモン以外にもたくさんやりたいことがある。

 

そこで自分が考えたのが自動化だった。

 

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専用のソフトを使ってマクロを組んだのだ。SwitchはBluetooth接続を用いることでマイコン無しで自動化をすることが可能になっていて、キャプチャボードを持っている自分はその場ですぐに環境を整えることが出来た。

また、その場にプログラミング系の人達が居て背中を押してくれたこともあって、その場の勢いで作業を始めることが出来た。

初めての作業だったけど、大筋は一時間ぐらいで出来た。ここら辺は今度別の記事で出す予定です。

 

少しだけ「自分が居ない時に色違いが出たら少し寂しいな」みたいな思いもあって若干自動化に対しての抵抗があったのだけど、これは"今の"自分と色違いシェイミの戦いであって、当時の自分や界隈と同じやり方に拘るよりはこちらの方が美しいと思った。

あと、少し前に話題になっていた金魚がポケモンを攻略する生放送を見て「Discordで画面配信して俺が仕事行ってる間とかに色違い出たら面白くね?」みたいな考えもあった。

 

それを始めたのが確か2日前ぐらいだったのだけど、今日の17時頃についに出た。

 

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自動化してる横で音MADを作っていたのだけど、慌てて自動化を止めて手動操作に切り替えて捕まえた。

いくら自動化しているとは言っても自分が見ている時に出てくれたのは結構嬉しかった。リアルタイムで「うおおおおお出た!!!」って感覚味わえたのはデカい。

 

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少し迷ったけど、ボールはヒールボールに入れた。シェイミのキャラクター的に。

 

そろそろ4時間ぐらい経つけど、まだ結構ふわふわした感覚が残ってます。

色が違うポケモンを捕まえたというだけの話だけど、当時の自分が出来なかった(ハード的にも)方法で達成出来たという点で少し達成感があります。

この体験が出来ただけでもBDSPが出てくれて良かったな、と思えるだけのものでした。

リメイクってこういうのが良いんですよね。

 

オマケ

シェイミを捕まえる前に「感謝を伝えたい相手の名前を書く」というイベントが発生するのだが、当時の自分の答えがこれだった。

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オタク君さぁ…