三か月も更新空くのはかなり久しぶりな気がします。色々忙しかったんですよね…
金沢行ったときの記録とかはちゃんと後で書きます。去年のある程度の振り返りとか今の状況とかも多分ちゃんと書きます。
でも今回だけはタイトルにもなってる合作の振り返りの話をさせてくれ~~~~~~!!!!!!
投稿日順!結構明け透けに書きます!
Z会桜浪紀 最高の教育で、未来をひらく。
こち横さん(user/89667233)主宰のZ会合作です。パート制作ではなく、運営としての参加です。
最初にお話を聞いたのは2022年6月で、運営として正式に招待されたのは同年の11月でした。
こち横さんが何か面白いことを考える → 他の運営がそのディティールを深めて、具体的に実現可能な領域に持っていく ということを繰り返す合作だったような気がします。
多分なんですが、音MDM主宰の那須ピーマンさんとかなり近いポジションだと思います。
正直に申し上げると、他の運営に比べると自分はあまり合作に貢献出来た方ではなかったです。
構想について口を出したのは「蛇足を減らそう」とか「季節感を大事に」みたいな大雑把な部分が主だったと思います。分かりやすく簡潔にするべきだと思った。
26Kさんの記事の中だと僕とこち横さんは共にZ会ファンとして扱われているのですが、今なお自ら合作を主宰するぐらいにはZ会MADを追い続けているこち横さんと比べて、僕はここ数年ぐらいのZ会MADにはあまり魅力を感じられていなかったりします。
上がるMADの出来とかではなく、素材自体に対してあんまりポテンシャルを感じられていないという話です。表現もネタも出尽くしてしまって、実質的に曲の良さとか技術力で戦うことがメインとなってしまっている印象が強いです。
秋のパート群には元々リーだけではなく、秀才やユージを単独でフォーカスした別曲のパートも入る予定だったのですが、それらは全て『群青』に集約されることになります。
これは僕が提案したことだったと記憶しているのですが、これは「勉強シロイド素材にそこまでの耐久性はもう無いので、一つ一つの展開をスパン早めで回した方が飽きづらそう」という考えがありました。
今考えるとこれが僕がこの合作に対して出来た一番の貢献ってこの部分な気がする。
構想を練る段階よりも告知制作とかの部分で少し手を動かした方が具体的な仕事と言えそうな気がします。ただでさえ時間がないはずのこち横さんがドンドンと仕事を増やしていて大変なことになっていたので、それを一部巻き取る役割。
既に出来上がっているストーリーに対して各パートの担当者たちが各々の解釈で肉付けをして、音MADとして出来上がっていく様はかなり壮観でした。全体的に「脚本としてはこう言ってるけど実現できるのか…?」と思ってしまうような表現のハードルを軽々と越えてきてくれたと思っています。
特に印象的だったのは『アルティメットセンパイ』の音声が上がってきた瞬間です。元々「ヤンクミ(本物)が亀井を励ます」という内容は分かり切っていたのに、実際に上がってきた音声が想像の100倍ぐらいアツくて興奮した記憶。
いざ合作が投稿されて嬉しかったのが、ニコニコ動画の視聴者が自分の予想以上に行間を読み解く力を持っていたことです。
今回の合作って主に主宰と脚本担当が細かい部分でのネタの仕込みに拘っていたのですが、正直僕は「あんまりそういう部分は気付かれないのではないか」と悲観的に考えていて、そこら辺に対しての意見出しはあんまりしませんでした。
基本的に「亀井有馬が東大合格を目指して勉強する一年間」以外の描写はさして重要だと思わなかった。なんなら浪人していることすら個人的には重視していなかったまでありますね…
ただ、実際に合作が投稿されてみるとかなり嬉しい誤算で、かなり多くの仕込みにコメントでツッコミが入る状況でした。
「浪人だから春は有利」
「浪人の最初は模試でいい成績でがちなのはあるある」
これはLixyさんの記事の中でも触れられている部分ですね。
春の模試の結果に慢心して勉強を放棄した亀井が金八先生に喝を入れられるのがハピマテパートです。
自分の至らない部分を怒ってくれる人がいるの、かなり恵まれた浪人生と言えるんじゃないか…?
「ここもしかして1浪してるからエロゲが出来るって事か」
これも大正解。
ニコニコ動画の視聴者層を完全に舐めていたなぁと思わされた瞬間でした。
脚本の意図とは少し違うことですが、各々がそれぞれの解釈をコメントしてくれるのも凄く面白かったです。
ラグトレインパートの映像に映りこんでる人達のことを「同じ大学受けるんやろな」って解釈してるの大好き。
この辺り、運営として脚本を作る段階から関わっている人間だからこそ感じる面白さもある気がしています。
共に2023年を一緒に駆け抜けた大事な合作です。
参加者の皆様、運営の皆様、本当にありがとうございました。
余談ですが、この記事の中で言ってる「同じ合作に参加している方々等は仲良くしましょう」というのは、主にこの合作のことを指しています。
実際のところ、こち横さんLixyさん26Kさん辺りとの強い繋がりが出来たのは間違いなくこの合作の影響です。あと、たいうおさんともこの合作経由で久しぶりにお話をしたりしましたね。
遡れば2021年に音MAD Advent Calendarの開催を決めたのもこち横さん主宰のZ会永絆録がキッカケになっているので、こち横さんが僕に与えた影響は地味に大きいと言えるのかも。
それではこち横さん、
『ラブライブ!サンシャイン!!』の音MAD、
楽しみに待ってます。
ラブコメ合作 -rush to you-
かっぱさん(user/28794844)主宰の、ラブコメ作品を題材にした合作。
去年は台詞合わせ主体の音MADに重きを置いていた時期だったので、こういうタイプの音MAD合作に呼んでもらえることはかなり嬉しかったです。
メドレー全体を通して朝→昼→夕→夜→二回目の朝… みたいな感じで雰囲気が移り変わっていく合作で、僕が担当した『花の塔』は夕方辺りの想定でした。
僕は『僕の心のヤバいやつ』を題材にしたパートで参加しました。
実は今回の合作は主宰から曲と作品を指定されている参加者が殆どなのですが、実は僕は参加時点で元作品すら見ていませんでした。
「かっぱさんはどういう意図で僕にこの作品のパートを指定してきたのだろう…」と思いつつ元作品を見ると大いに納得したというか、なんでこの人はここまで僕に刺さりそうな作品をチョイスしてきたのかと思わされました。
主人公の市川京太郎の面倒くささとか、感情に対しての名前の付け方にあまりにも覚えがあって、他人事とは思えない作品でした。去年は色々と感情の揺れ動きが大きかった年なのですが、あらゆる感情のブースターになったのはこの作品だったと思います。
この作品のおかげで好きなものを更に好きになれたし、その感情のおかげで僕ヤバ自体のことももっと好きになれた。まさに無限ループ。
組み合わせる曲として『花の塔』というチョイスも本当に完璧。山田との出会いによって市川の世界が染まっていく様を見事に現した選曲だと思います。
というか『花の塔』も自分事の曲過ぎるんですよね…
そんな訳で、曲も作品もどちらも大好きになってしまったので、ここのパートに対して話せる部分って実はそんなになかったりします。
僕ヤバの好きな台詞を置いただけですね… 普段作ってる個人作と同じような意識で作りました。
強いて言えば、色調にはいつもよりは力を入れたと言えるのかもしれないです。「撮影処理」と呼ばれそうなことを初めて試しました。
この手の合作の良いところの一つに、自分が好きな題材に一番合う曲を一番ベストな尺で使えるという部分があると思っています。例えば『花の塔』は間違いなく僕ヤバと同じ世界観の曲だと言えるけど、音MAD的に考えるとサビが正直作りづらすぎる…
そんな訳で、今回このような形で僕ヤバ×花の塔の音MADを一番良い環境で作らせて頂けたのはかなり有難いことだと思っています。
この合作とメドレーは自分の中で少し特別な存在で、一つだけ目論んで動いていることがあったりします。
時が来たら是非。誰かを巻き込むような類の話ではないです。
KIRA CANTABILE キラカンタービレ♪
TBさん(user/64948991)主宰のデスノート合作です。
投稿日的には一番最後ですが、実は招待は3つの中で一番最初だったりします。
多分人生で最後の合作参加です 単純に音MADのモチベが無くなってきてる
— kaikityou (@kaikityou) 2022年11月5日
なんとこのツイートをした直後にDiscordの方で連絡が来ました。日付すら変わってない。
ニコカンタービレは凄く好きなメドレーだったのと、期間が相当に長かったのでまぁ何かしら出来るだろうということで参加。結局のところ作業時間は最後の方に固まるのですが…
あと、結果論だけど翌年の2023年の音MADのモチベは過去最高級だったと思います。
担当パートは主に以下の4つ。
重ねが多いメドレーですがメインメロディの方のみを通常サイズの文字で記載。
51.PPAP
52.Got the Groove(裏:53.ハンマーBGM)
54.TOWN(音声)
55.サウンドスケープ(裏:56.Shine!!、57.星獣戦隊ギンガマン)
今回の合作に参加した一番大きな理由はサウンドスケープパートの存在です。ユーフォが大好きなので…
招待が来た時点でサウンドスケープを担当したいとは思っていて、前3パートはサウンドスケープまでの流れを作る為にパートを取得した感じです。
以下、曲ごとの簡単な振り返り。
・PPAP
PPAPパートだけは最初から具体的な構成を決めていて、去年の6月ぐらいには映像ごと提出していたはず。後の3パートは作りながら考えた形になります。
実写版のリュークがPPAP踊る動画の存在はもちろん知ってますが、今回はMAD的に行くべきだと思ったので使いませんでした。
・Got the Groove(死にたい)
Got the Grooveは完成までに2回ネタを変更しています。第一案はPPAPに引き続きのシブタクパートで、第二案は月がトントン相撲をやるパートの想定でした(?)。
2月の初めごろに告知動画が上がってきて「月くん38とかオッサンじゃん…」とか考えてるうちに「これネタにした方が作りやすそう」と思い急遽ネタ変更。38歳ネタを思いついてから完成まではかなり早かったですね。国際合作で日本の芸能人がたくさん出てくるパートって結構不思議かも。
分かりづらいかもしれないけど、月くんがフキダシで絵文字を使ってるのは38歳だとオッサン構文を使っててもおかしくなさそうな歳だと感じたからです。
松山ケンイチさんは実写映画版でLを担当したので一番目立つところに。
画像の関係で目立ちにくい位置になってしまったのですが、小池徹平さんはミュージカル版でLを担当してます。
・TOWN(てってってー)
TOWNはメドレーのアレンジ的にこういう路線しか無いだろうと思っていたので、すんなり音声が埋まりました。
ただ、自分はカッコいい映像を作ることが苦手なので、映像はTBさんにお願いすることになりました。元々モノクロっぽくしたいということは考えていて、100点満点に近い映像を作って頂けたと思っています。ありがとうございました。
・サウンドスケープ
大本命のサウンドスケープパートです!流石に一番難産だった!
「ユーフォがニコニコだとそこまで有名ではないので人力は盛り上がらなさそう」「ネタパートで行くにしては曲が長すぎる」等、いくつか悩む点はあったのですが、去年の4月ぐらいの段階で既にデスけで行くことは決めてました。適度にシリアスだし特別感もあるので悪くない選択だったんじゃないかと思ってます。
制作開始当時デスけを見ていなかったことや、実写素材でシリアスなストーリーラインを追っていくような音MADが殆ど無かったこと等、悩むことは多かったものの、出来上がった動画は比較的満足しています。
めちゃくちゃ参考にしました。
実写素材はアニメ素材に比べてどうしても動きが少なくなってしまうのでテキストやトランジションでの動きを増やすことを意識しました。
デスけ、デスノートのメディアミックス企画としては意外と悪くないクオリティなんじゃないかと思ってます。天才同士の対決という原作の最大の特徴を薄めてしまっているのでどうしても公式二次創作みたいな作品にはなってしまうのですが、例えばヨツバキラ編でノートを放棄する際に「ノートを拾わなかった時の自分の正義感」を信じるような描写が入っているのはかなり見事だと思いました。
夜9時台に流すテレビドラマとしての配慮は感じつつも、原作をきちんと読み込んで作られた作品じゃないかと思っています。
・ようこそジャパリパークへ
そして上の4パートとは別に、もう一つ担当したのが『133.ようこそジャパリパークへ』です。
ここ、言い出しっぺは自分だったりします。
ジャパリパークがメドレーのラストパートで、偶然にも合作参加者の中にですのフレンズ全組の担当者(sm30726054組は当時自分のみ)が揃っていたので何かやりたいなぁ~と思い、順番に声を掛けていきました。
この時点ではどういう形式で制作するのかは特に決めておらず、四画面比較を提案してくれたのはtokachiさんでした。
全員を揃えることは不可能だったので、動画として成立することを最優先して急遽四角さんにも手伝って頂いた形になります。
この部分のパート分けについて気になるという方をTwitterで見かけたのですが、一画面ごとに別々の担当者が音声と映像を作って後でそれをまとめています。
左上(sm30720197)と右下(sm30726054)以外はですのフレンズ各作品と同じ作者が自分の動画を完全リメイクしている形になります。例外二つは映像か音声のどちらかが当時とは違う担当者になっています。
コンセプトとしてはリメイク元の動画群を意識しつつ今の技術で… という感じです。
各作者から提出されてきた「単品」を見るとよく分かるのですが、各々当時からの成長が感じられて、進捗が上がってくるのが楽しかったです。7年経ってますからね…
一番最後のスタッフロールに該当する部分はtokachiさんとめがっちPさんのデスノMAD二大巨頭に担当してもらっています。
めがっちPさんは過去に別の動画(sm31123477)でもジャパリバスの演出をやっているのですが、これまた当時よりも明らかに水準が上がっていて素晴らしいですね。
最後の最後まで参加者に変動が起こり得る形式の合作だったので、スタッフ紹介の文字列は主宰のTBさんに映像まとめの際に一緒にやってもらっています。
以上、パートごとの振り返りでした。
合作に参加して一番有難かったのが、デスノートの各メディアを見返すいい機会になったことでしょうか…
原作コミックやアニメはもちろん、今まで見たことのなかった実写ドラマ版だったりネトフリ版の映画を見たのも今回がキッカケです。他にもソシャゲとのコラボの情報を調べたりもしました。
僕はバカヤロイドとかじゃなくてそもそもデスノートが好きなんだなぁと再認識。
国際合作って色々な事情から完成しないで頓挫していくものもかなりたくさんありますが、今回無事に夜神月誕生祭の当日に投稿できたのは間違いなく主宰のTBさんの意欲によるものだと思います。
パート表を見て頂ければ分かると思うのですが、物凄い数のパートを担当しています。
本当にお疲れ様でした。
---
という訳で、直近で参加した合作の振り返りでした。
12月頃から、自分が関わった合作が断続的に投稿される時期だったのですが、デスノ合作が終わったことで一区切りついた感じがあります。
どれも楽しかったです。お誘い頂きありがとうございました。