合作振り返り①:『キチガイレコード爆団のメドレー ~お許しくだ祭2017~ 』

近頃アウトプット(?)が著しく減ってしまっているので、その練習の一環ということで記事を書くことにした。

そんな事情なので、タイトルにナンバリングみたいなものが付いているけどこれっきりで終わる可能性が結構高い。ご了承ください。

 

2017年4月投稿のチャー研リメイクメドレー合作。

自分が初めて主催した合作で、2015年の『暴奏』『混沌』以来の2年ぶり、4回目にして5作品目のお許しくだ祭となった。

2011年から6年連続で2年おきの投稿が続いてきたお許しくだ祭シリーズはこの動画を最後に一旦途絶えて、2024年に『反精気』が7年ぶりのシリーズ新作として投稿された。

 

(と言いつつ、2018年の『十年充電祭』はお許しくだ祭の外伝的な立ち位置として企画したつもりだし、2019年の『こんなところ学園祭』も構造的にはお許しくだ祭と差が無いと思うので、ぶっちゃけタイトルが変わっただけだと思う)

 

企画したきっかけは2016年初頭ぐらいに「来年お許しくだ祭主催する人いなさそう」と思ったことだと思う。

多分今だったら「なくても別に良くない?」って思うんだけど、当時は音MAD周辺において定番素材(修造とかレスリングみたいな)の存在感が根強く残っていたこともあって、チャー研に限らず色んなジャンルで「投稿祭で合作が上がらないなんてありえない!」みたいな雰囲気があったように感じる。

今はそういう素材ごとの界隈みたいな仕切りが薄くなって、「音MAD」タグに全てが集約されているような印象がある。

 

参加者は半分ぐらいが前作『暴奏』組からの引継ぎで、最初期の段階での参加者は殆どがこの方々だったはず。

もう半分のメンツはチャー研MADを作ったことのある人を中心に、都度招待をかけた形だったと思う。声をかける基準として「意外性」というのはある程度意識していたと思う。

2016年に復活した上井さん、同じく2016年に現れた期待の超新星バレパドさん辺りは2017年のチャー研合作であることを象徴するメンバーと言えると思う。

 

自分が主宰として動く合作は参加者の人選には特に力を入れていると思っているのだけど、この合作の時点で既にその片鱗はあったなと思う。

前述のバレパドさんをいち早く合作に招待したことだったり、ケフィアさんにロゴ担当をお願いしていたり。

 

そして特筆するべき存在としてはレア社の人ことSolpherinoさん。歴代のチャー研合作に参加していなかったのは恐らく連絡手段が無くて声を掛けられなかったことが理由だと思うのだけど、参加者の縁を辿った結果、奇跡的に声をかけることが出来た。もっと言うと、招待した段階でSolpherinoさんが好きな作品(スプラ)の曲が残っていたのも運が良かったと思う。

Solpherinoさんの参加は合作告知時点で一番話題になっていたような記憶がある。

 

上で書いたような考えは告知動画にも表れているなぁと、今改めて見て思った。

参加者紹介前半は「いつものメンツ」で、後半が「新規参戦ファイター」みたいな感じで分かれているように思う。

 

初めての合作主催ということもあって、色々と勝手も分からなかったのでちょうど合作投稿の一年前から動き始めた。

2016年の半ばごろからニコニコでも流行り始めたアンテ曲が一曲も採用されなかったのもその辺りの事情に由来する。

 

本当に何にも考えていなくて、選曲基準も「ゲーム曲は5曲、アニメ曲は3曲…」みたいな各ジャンルごとの曲数の内訳は提示したけど、曲目は参加者が持ち寄ったものを多数決制のアンケートで決めた。

よく言えばみんなで作り上げた合作とも言えるけど、悪くいえば主宰に何の意志もない合作とも言える。今だったら多分「新しい曲多め」とか「チャー研MADらしい選曲」みたいな一定の基準は示すと思う。

 

ただ、どちらかと言えば前者のメリットの方に上手いこと傾いてくれたように思う。各々が好きな元作品のパートを担当し、チャー研MADらしい元作品との掛け合わせみたいなものが多く入った合作になったと思う。

自分自身としてもポケモンBWDDRのような、良く知った作品の曲でパートを作れたのは嬉しかった。

 

上で触れた告知動画に関しても、ミニメドレーを作ろうと提案したのは自分ではなく参加者の一人だった。そしてミニメドレーの音源、それに載せるMAD音声もそれぞれ話をしてからすぐに上がってきた。

本当にこの合作は自分の手腕とかアイデアみたいなものは一切無くて、参加者の皆さんが凄かっただけなのだ。一部参加者の辞退や諸々の不幸はあったものの、無事に予定通りに投稿出来たこと自体、参加者の方々の尽力あってこそでしかない。

誇張とか綺麗事ではなくて本気でそう思う。その証拠に、自分は某参加者の半失踪のような状態にすら気付くことができていなかった。ディレクションとかも一切してない。

 

そして出来上がった合作を今改めて観ると、多分合作を通して観るというよりは、特に好きなパートがいくつかあって、そこを見たくなった時に動画を開くようなタイプの動画なんじゃないかなぁと感じる。

例えば自分は最近カービィシリーズにハマっているので、64ボス戦目当てに久しぶりに再生したりした。

 

 

この合作に関してはそんな感じだろうか。

この記事の続編があるとしたら、次は『十年充電祭』について書こうと思う。

2025.7.27 思い出のゲームセンターが閉店してしまうらしいので行ってきた

実は最近はコッソリとnoteで記事を書いているんだけど、これは流石にこっちで書くべきだと思った。

 

この記事で紹介したBの店舗が閉店してしまうとのことで、営業最終日に行ってきた。

言ってしまうとこれは聖蹟桜ヶ丘OPA内にある『ゲームスポット パロ』というゲームセンターなのだが、OPA自体が来月で営業を終了してしまうらしく、恐らくそれと今回の閉店は無関係ではないのだと思う。

いつ行っても割と賑わっていた印象はある。デパートの中にあるゲームセンターなので、親子連れが多かった。

最終日のこの日もたくさんのお客さんがいた。

 

前回の記事の時点ではDDR弐寺もボルテも旧筐体で置いてあったのだけど、弐寺とボルテは消えてしまった。多分筐体自体がサポートを終了してしまっているパターン。

それ以外には特に筐体の追加も減少もなかった。経営が安定していたと言えるんじゃないだろうか。

 

僕が一番よく行っていたのは音ゲーにハマっていた高校生の時だけど、聖蹟桜ヶ丘は実家からも近かったので、子供の頃に親に連れて行ってもらったこともよくあった。

子供の頃はポケモンを捕まえるメダルゲームとか、ロックマンエクゼのメダルゲームとかをやっていた記憶がある。

詳細が全然出てこないんだけど「イエス」とか「ノー」とか喋るメダルゲームも好きだった記憶がある。

僕がメダルゲームをやっている間、母親はたいていパチスロをやっていて、増えたメダルを分けてくれた。

 

 

外観。

一番最初の頃は6Fフロアの半分ぐらいがゲームセンターだったんだけど、どこかのタイミングでBOOK OFFが同じフロアに出来てゲームセンターの部分が半分になった。

 

 

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また、同じフロアにはゴールドジムがあり、一時期は僕もそこに通っていた。

ジムと同じフロアにDDR筐体がある環境というのは全国的に見てもレアだったんじゃないかと思う。

 

 


色んなゲームが閉店待ちモードみたいになっていて面白かった。

「閉店SALE」の文字が妙に怖い。赤い部屋みたい。

 


ヤケクソなのか知らないけど、アームパワーMAXとか書いてあった。

ちなみにこの台は確かにアームパワーはとても強かった。

ただ結構テクニックが必要な感じの配置で、スターダスト・ドラゴンのフィギュアを取ることは出来なかった。最近遊戯王5Dsハマってるから少し欲しかったけどなぁ。

 


店内にはたくさんの音ゲー

今では追いやられてしまった感は強いけど、一番流行っていた時期はjubeatは4台置いてあった記憶がある。

 

というか今思い出したけど、僕が初めて音ゲー音ゲーと認識して触れたのはこのお店のjubeatだったと思う。

バージョンはknitで、レールガンとか天地をプレイしたはず。

近くで夏祭りがあって、その帰りに友達と寄ったんだったと思う。

 

実はMUSECAのロケテストがこの店舗で行われたこともあり、その時は遊びに行った。

 

 

音ゲーを稼ぎとしてカウントしていないからなのだと思うが、普通のゲームセンターであれば間違いなく撤去するようなゲームもいくつか置きっぱなしになっていた。

いつの間にかなくなってしまったんだけど、クロスビーツも更新終了してから長い間置きっぱなしだった記憶がある。

 

 

DIVAは他の店舗でも見たことがあるから別にやらなかったけど、シンクロニカは本当に見ないので最後にちょっとだけやった。

SideMの曲がこんなに遊べる音ゲーは多分他にないんじゃないか?

 

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そして、前回の記事でも書いたこいつのことも勿論忘れてない。

高校時代に僕が非常にお世話になったDDR筐体。

白筐体が発売したタイミングで入荷した筐体だ。

 

 

高校生の時にお世話になりまくったDDR筐体での最後のプレイは、当時の最新バージョンだったDDR(2013)フォルダから二曲と、一番大好きだったボス曲で遊んだ。

 

 

いつもの「THANK YOU FOR PLAYING」の文字が凄く重く感じた。

お前もありがとうな、って感じ。

 


ワイヤレスイヤホンを付けながら店内を歩いていると、Spotifyからプロセカの『セカイはまだ始まってすらいない』が流れてきた。

 

 

思い出のゲームセンターが閉店してしまうその日に、その店内で「来年また来ようねって 約束を果たせずに」という歌詞を聞いて、このゲームセンターで過ごした色んな時間がプレイバックされる感覚があり、涙が止まらなくなってしまった。

Twitterでは「ゲームセンターの閉店で泣く異常者」と冷笑されるのが嫌だったから少し見栄を張ったんだけど、普通に泣いてた。

 

というか、少し違っていて。

変わらないものなんて無くて、別れがいつ来るかなんて分からないんだよなってことを思い知らされてしまって、それが凄く寂しくて悲しかった。

 

実のところ、最近の僕の周りでは色々な別れがあった。

20年の時を過ごした東京郊外の実家が引っ越すことになったり、大好きなパートナーだったり。

前者は厳密にはまだなんだけど、もう時間は殆ど残されていない。

その時にもまた感傷を覚えるのかもしれない。

 

で、そんなことを考えながらクレーンゲームコーナーを歩いていたら、偶然にも鳳えむのフィギュアがあった。

プロセカのフィギュアは他には一切なくて、えむのフィギュアだけが置いてあった。

 

普段はクレーンゲームは相当好きな作品のプライズでもない限りやらないのだが、今回は最後の思い出ということもあり挑戦してみた。

 

それで、やってるうちにどうやっても取れないような配置になってしまって。

店員さんに位置直してもらおうと思って「これってもう取れないですよね?」と話しかけたら「あっ、そうですね」と言われてそのままフィギュアを渡された。

最終営業日だったからヤケクソだったんだろうか。

 

 

このフィギュアを見るたびに、あのお店のことを思い出せたらいいなと思う。

C103振り返り

もう一年ぐらい経ってしまったけれど、2023年の冬コミことC103にブース出展した際のことを書こうと思う。

基本的には自分の感想をつらつらと綴っていくつもりだが、これから先ブース出展をしたいが何を考えれば良いか… という人達への一定の助けになればと思い、Tips的な情報も載せていこうと思う。

僕はあんまり大したことはしていないので、あんまり鵜呑みにはしていないでくれると助かる。

出したもの

『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』の小説本。

合計80ページ。モノクロの文庫本サイズ。

103期時代のスクールアイドルクラブの各メンバー一人ずつにフォーカスした短編集を4つ書いた。めぐちゃんと梢ちゃんは諸々の事情で書けませんでした…。

 

「自分のアウトプットを物理的な形にする」という目的が達成出来ればそれで良かったので、儲けは最初から考えていなかった。

絵が書けなかったのと、時間が無かったので表紙はワードで2分で作った。

本の形にさえなっていれば良かったので一切拘らなかった。

どれぐらい売れたか

そんな意図はなかったんだけど、結果的にはかなり丁度良い部数だったと言える。

C103の少し前に行われた『異次元フェス』の影響で蓮ノ空がバズったタイミングだったのが追い風になったと思う。

俺の知り合いでもなくて、蓮ノ空島の全サークルをローラーしていた訳でもないのに、あの舐め腐った表紙の本を買ってくれた一定数の方、正直かなりセンスがあると思う。

お金のこと

13,175円の赤字である。まぁ体験代としては悪くないんじゃないかと思ってる。

そもそも印刷代の17,175円を注文部数の30で割ると572.5円になるので、500円で頒布している時点で印刷代の元を取ることも出来ない計算になる。

 

が、1000円で頒布していたら恐らくこんなに売れていなかったと思う。僕は「コミケに本を出すこと」が目的で、その上で一番怖かったのはお金よりも在庫を抱えることだったので、赤字なのは承知でこの値段設定にした。

この辺りはその本に対してどの程度の需要が集まるか、そもそも利益を出したいのか、等を鑑みて考えていくべきだと思う。

 

一口で印刷代と言ったが、内訳はもう少し複雑である。

僕が利用したのは株式会社ポプルスという印刷業者。印刷業者によって値段はまちまちだろうけど、項目の種類としてはだいたいこんな感じになるのではないかと思う。

 

ここで一つ注目したいのが特急料金という概念。殆どの印刷業者ではコミケのだいたい10日前ぐらいを通常締め切りとしており、これを過ぎると特急料金として割り増し料金が加算される。

僕の場合この特急料金が発生していなかった場合は1部462.5円で、500円でも28部以上頒布出来れば印刷代の元は取れていた計算になる。

逆に通常締め切りよりも早い時期に入稿できると早割りとか言って、通常の印刷代よりも割引になったりもする。

 

オフセット 30日|2024年冬コミ合わせ入稿スケジュール|入稿スケジュール|同人誌印刷のトム出版

 

よく名前を聞くトム出版の場合、こんな感じだったらしい。10日前の入稿で30%オフですって。僕の本を例に考えると一冊の値段が338.05円まで下げられるらしい。

元を取りたいと考えているのであればこの辺りは絶対に意識しておく方が良いと思う。

 

また基本的に印刷業者は大量の部数を発注した方が一部辺りの値段は安くなっていくので、利益を考えるのであれば極端な少部数での発注は避けた方が無難であると思われる。

ここら辺は僕が全く分からないので有名同人絵師の配信を紹介して終わろうと思う。

仕上がりの具体的なイメージを考えよう

同人誌を出すことを決めたのなら、まずは仕上がりの具体的なイメージを考えることが大事なのではないかと思う。ある程度の情報が無いと大まかな印刷代の計算も出来ないので。

ここで特に考えるべきなのは色、サイズ感辺り。

 

https://x.com/hasunosora_SIC/status/1882624363150692505

例えば、イラスト本であれば多くの場合はカラーの方が望ましいと思う。

写真を取り扱うようなタイプの本もカラーになると思う。

 

https://x.com/kandumesss/status/1880566859558437249

漫画だったら白黒が適切なパターンが多いと思う。

僕が出したような小説本なんかも殆どは白黒になるだろう。

 

サイズ感は少し難しいけど、コミケではB5サイズが一番よく見かける。

この辺りの話は、同人商業問わず自分の持っている本を参考にすると良いのではないかと思う。文字の読みやすさに重きを置きたいのか、絵や写真のようなビジュアル的な部分を見せたいのかという部分。

本の持ちやすさとか、本棚に入れた時に綺麗に収まるか… とかも大事な部分かもしれない。

 

あと自分が出した小説本の話で言うと、段組みの話は最初のうちにイメージしておいた方がスムーズなのではないかと思う。

左が一段組で、右が二段組。一般的な文庫本サイズの本だと一段組が多くて、化物語のような新書サイズの本だと時々二段組のものも見かけるなぁという印象。

個人的にこの文章だと二段組は凄く見づらい。段組みによって適切な文字数や紙の大きさも変わってくるので、この辺りは早めにイメージを持っておいた方が良いと思われる。全体のページ数にも関わる話になる。

僕は普段読む小説がだいたい文庫本サイズなので、サイズも段組みもそれに倣うことにした。A6サイズと言うらしい。

 

僕が全然気にしなかったから大きくは取り扱わなかったけど、紙の種類なんかも考慮に入れるべきだと思われる。

多くの場合は表紙がコート紙で、本文部分が上質紙ってパターンが多い印象がある。

気を付けた方が良さそうなこと

お釣り用の小銭の確保

これ地味に結構苦労した。昔は銀行の両替機で自由に小銭を確保出来たもんだけど、今は両替専用カードなるものを作らないと1日にかなり少額しか両替できないっぽい。

利益を考慮するかどうか

これは「何のために本を出すのか」みたいな部分の話になると思うが、そもそも利益を出したいのかどうかは最初に考えておいても損は無いと思う。

僕の場合は体験をすることが目的で最初から赤字前提だった為「この値段で何部売れれば回収できる」みたいな計算はせずとも頒布代を決めることが出来て、楽だったと言える。

ここで「最低でもプラマイゼロぐらいには持っていきたい」とか考えるのであれば頒布代もある程度高めで、しかも高すぎて買う側を委縮させない程度の塩梅に調整する必要があるので一気に難易度が上がるように思う。

サクカは早めに決めておいて良いと思う

ブースが用意されてからサクカを用意するのではなく、申し込みの時点でサクカを提出する。

公式の案内を見てもらえると分かると思うが、申し込み開始から締め切りまでが約二週間程度しかない。

なので必要な情報を書いたらノータイムで一緒に提出出来るように、申し込み開始よりも早めに用意しておいてもいいのではないかと思う。

 

僕の場合は郵送での申し込みを選んだのだが、これはサクカを提出するという観点から考えると少し不利だったように感じる。紙に手描きしなきゃいけない上に、予め用意しておくことも出来ない。

用紙を買う手間もないので、基本的にはインターネット申し込みの方が良いのではないかと思う。

あと、コミケ会場で申込用紙を買った場合は締め切りまでの期間が一週間も無くて大変だった。

 

↓ 実際のサクカ ↓

 

 

 

この指は蓮ノ空と何か関係があるんですか?

実際の出展時のこと

僕がブース出展をした時の写真。

本は基本的に印刷業者から会場に届けてくれるオプションがあるので、特に考えなくても良いと思う。

この画像で言うと、以下のようなアイテムはあって損がないと思う。

・トレー…小銭を受け渡しする為

・テーブルクロス…本を直に机に置かないため

・ブックスタンド…サンプル本を見栄え良く配置する為

・スタンド…値札を立てる為

 

値札は当日まで忘れていて現地で紙とペンを使って即興で用意したのだけれど、無論これは当日までにデザインしたものを用意しておいた方が良い。

おわりに

やってみて思ったけど、お金さえ出せば本を出すこと自体はかなり簡単に出来る。

その本が面白いかとか、利益を出せるかという話になるとまた別問題。

簡単に出来る割には、人生の実績が一つ増えた感覚があって楽しい。

 

本当にあんまり鵜呑みにしないでくれ。

2025.1.18_馴染みの鯖の人達と新年会をしてきた

この5年程で一番顔を出しているDiscordサーバーがあるのだが、そのサーバーの常連メンバー同士で集まって食事をする機会があった。長く動いているサーバーだけど、こういったリアルの場で集まるのは初めてのことだった(鯖管と副鯖管が出不精なのは多分無関係ではない)。

参加メンバーは総勢10人!まずインターネットのオフ会でその人数が集まることもそこそこ珍しいと思うのだけど、その中の全員がある程度仲が良いというのは本当に稀なことだと感じる。

 

店外写真。具体的な店名については、文字起こしはしない方針。

 

多少のドレスコードが存在する銀座のビストロで、肉料理とフレンチが自慢らしい。

店が地下にあるからなんだと思うけど、ビルの見た目よりもずいぶん広く感じた。

ネットで写真を見ていた時から雰囲気凄いなーとは思っていたのだけど、イメージを実物が遥かに超えてきてビビった。

店内ではBGM代わりにピアノの生演奏が執り行われていて、明らかに良いポジションに就いていそうなビジネスマンらしき方々とか、デートで訪れたのであろうカップルなんかが食事をしていた。

 

我々はそれなりの人数の団体客だった為か、個室の専用部屋に通された。

写真には写っていないけれど荷物を置く為の専用のスペースなんかもあって、相当にゆとりのある部屋だった。正直、個人的にはこの時点で気持ち的には元を取った感すらあった。

 

今回は店決め番長の名有りさんの選定によりコースを選択。

 

カマンベールチーズの塩加減とか、マカロニに対してのウニソースやチーズの程よい混ざり方とか、肉の柔らかくてとろける様な感じとか本当に全部良かったのだけど、個人的にはトリュフ風味の効いたフライドポテトがかなり印象的だった。

今まで食べたポテトが全部過去になるぐらいには美味しかった。美味しいポテトって芋っぽさみたいなものが強めな気がする。

ポテトってこれらのメニューの中でも比較的我々の日常にある食事だと思うので、より一層違いが分かりやすかったみたいな部分はあるのかもしれない。

 

全体的に「食材が違う」とかそういう話ではなくて、どちらかというと減点要素になりそうな料理の違和感のようなものを極限まで削ぎ落した感じなのかなぁと感じた。期待通りがそのまま実現されてくる感じ。

ツナペーストとかウニソース辺りの魚介系が特にそれを感じた。シーフード系の食材ってモノによっては結構臭みみたいな後味の悪さを強く感じることも結構あると思うのだけど、それが一切なかった。

あと豚肉にかかってる粒マスタードとか。美味しいお店ってこういう本来辛い食材から辛みを感じなくて凄いんだよな。

 

食材の来るタイミングも相当に絶妙だった。丁度一つ前のメニューを食べ終わって味の感想なんかも話し終えたタイミングで次のメニューが来る感じ。

話を遮られるようなこともなくて、言語化まで含めて二重の意味で味を咀嚼させてくれるような。

 

タイミングの話で言うと飲み放題メニューのドリンクなんかもまさにそうで、僕個人の規模で言うとちょうどドリンクのグラスが空いたところで何も言わずとも店員さんがスッと注文を聞きに来てくれるような感じだった。

一応店員さんを呼びつける為のボタンも置いてあったんだけど、二席とも一回も押さなかった。加えて言うと「聞きに来たけど誰も注文しなかった」みたいなタイミングも一回も無かったはず。

 

あと、上の写真を見てもらえると分かると思うんだけど、照明もかなり良い感じ。ここまで料理の写真を綺麗に撮れることって中々無い。しかもそれでいてその場の人間にとっても不快ではない光量とか色味だったのが凄いと思う。

 

実は1月に誕生日を迎えるメンバーが二人居て、サプライズでお祝いしたりなんかもした。これは全員で相談する訳にも行かなかったので、その時に通話に集まっていた有志のメンバーだけでやった感じ(だったと思ってるんだけど合ってる?)

二人とも随分喜んでもらえたみたいで、これはやった甲斐があったなぁと思った。

提案してくれたメンバーが急用で参加できなかったことだけが心残り。

 

バカの企画として、プレゼント交換会なんかもやったりした。

当初は「この店でやって平気か?」とか思ったりしてたんだけど、個室が用意されたおかげで良い形で実現出来た。

 

僕は前週にドン・キホーテで見つけたパズルを買って持って行った。

10人全員に対して極端にハズレではないものって結構選ぶのが難しかったのだけど、全員PCの前に座っていることが多い人達なので、PCの前で弄れて適度に遊べそうなものということでパズルにした。

普通にその場で解かれたので「もう一度戻すところまでやってみよう」と提案してみた。戻せたのかはまだ聞いてない。

 

僕が貰ったもの。ルタオラングドシャと覆面マスク。

ルタオラングドシャとかいう絶対に外れないものと、どこで使うんだよという覆面マスクの組み合わせが絶妙でこういうの慣れてるなぁって思う(上からみたいになってしまった)。

丁度人と遊ぶ予定もあることだし、ルタオラングドシャはその時にでも頂こうと思う。覆面マスクはどうしようね…

 

全体的に結構みんな丁度良い感じのものを選んでいて凄いなぁと思った。

自分がもらったもの以外で一番印象的だったのはASMR?のなんか形が変わるやつ?

自分の知識領域に全くないものを見た。

 

 

食べ終わってプレゼント交換もした後は、店から30分程度歩いて東京タワーに行ってきた。

東京タワーって意外と遅くまでやってるから二次会的な感覚で登れるんですよね。

 

僕は東京タワーから降りた後に帰宅したからよく分からないけど、一部メンバーはその後も二次会でカラオケオールみたいなことをしたりしたらしい。

 

上の方でも書いたけど、10人というそれなりの規模で「参加者の全員とある程度仲が良い」っていう集まりってそうそう起こらないことだと思うので、とても楽しかった。

自分はコース料理というものに対して何となく居心地の悪い高級感みたいなものを感じていて少し抵抗があったのだけど、今回良いお店に行けたことでそういうものに対しての苦手意識が薄れたのも良かったと思う。自分だったら多分大衆居酒屋みたいなところを選んでいたと思うので。

今回参加出来なかったメンバーも含めて是非またやりたいと思った。結構メンバーが東京と名古屋方面で半々ぐらいだから次はそっちの方でやってみても良いのかもしれない。

 

幹事をしてくれた水無月さんと名有りさんの両名、サーバーを作って招待してくれた某氏(名前は出さない方が良い気がする)、いつも通話してくれるメンバーの皆様方、いつもありがとうございます。

今年も何卒宜しくお願いします。

今年の抱負とか去年の振り返りとか

明けましたね。おめでとうございます。

あんまり時間かけてられないので爆速で雑に書きます。目標19:00。

 

去年はなんといっても一人暮らしと正社員デビューが大きかったですね。

なんだかんだで両方ともそろそろ一年です。一年も続くと人生の大半をそれに捧げてきたみたいな気持ちになってしまうのですが、決してそんなことはなく。

ただ、なんだかんだでやれそうなだなという気持ちにはなってきます。今のところ一人暮らしのデメリットよりはメリットの方を強く感じていますね。社会人生活は実際のところ今までとそんなに大差ないかもしれない(週5でフリーターやってたからね)。この感覚が良くないのかもしれない。

 

ただちょっとまだ社会人として未熟だな~と感じる機会は多くて。特に年末辺りは結構酷かったですね。マジで全然仕事出来なかった。

このままだと60まではとてもじゃないけどやっていけないぞ… と感じてしまった。なので今年は少し頑張らないといけないと感じています。

業務に関する勉強とか。そういうやつ。

 

現実以外での振り返り部分。

去年の音MADは個人作より合作頑張ってた気がする。キラカンタービレとか参加者としてようやった方なんじゃないのって内心思ってます。

ユーフォチャー研辺りはまぁ最低限出来たんじゃないの… って感じです。どっちも好きな題材だったので参加できてうれしかったです。

ブコメ合作大好きありがとう。

 

今年は今のところ決まっている合作は一つしかないし、多分それ以外は来たとしても断るんじゃないかなぁという気がします。

個人作も別に当分はいいかなぁという感じです。超晒しの単品だけは絶対に完成させるけど、それ以外は別に強いモチベは無いかも。

蓮ノ空に対しての熱量が落ち着いたことも結構関係あると思う。今年は別のことに力入れたいですね。

 

去年一番触れて印象に残ったコンテンツは刀剣乱舞で、ゲームは全然やってなくて、漫画はきみつづ辺りです!

今年はもうちょっと色々見たり触れたり出来たらいいなって思います。

それでは!!

アドカレ2024振り返り

という訳で全日程埋まりました。ありがとうございました。

adventar.org

25日間もあって大きな遅刻もなく25日の0時にはアドベントカレンダーのサイトに全部登録されているのは本当に凄い!

皆様ご協力ありがとうございました。

 

正直言うと今年は全くやる気が無かったです。最初は別に書きたいこともなかったし。

8月ぐらいにTwitterで「今年はやります」とか言ってたけど10月末ぐらいまでは有限不実行決め込むつもりでいた。

 

正確には、やりたくない理由が二点あって日和っていた部分が大きい。

主に人に連絡するのが面倒ということと、今のそれなりに大きくなってしまった界隈を鑑みた時に「音MAD」という言葉を冠した企画を動かすことにハードルを感じてしまったこと。

特に後者が深刻だった。僕がアドカレをやる時のモチベーションって「好きな作者の文章が読みたい」「好きな作者にちょっかいをかけるキッカケが欲しい」みたいな独りよがりで自己満足なものが一番大きいので、そんな企画が自分が望む以上に人から注目を集めるのは正直少し面倒だとすら感じていた

(「音MAD」という共通言語によって企画を成立出来ている訳なので、仕方ないのは分かっているけれど)。

 

「連絡することにハードルをあんまり感じない人にだけ声掛けよう」とか「意識的にハードルをめちゃくちゃ下げよう」という風に考えて、開催に漕ぎつけました。

具体的には「招待枠で埋めることを考えずに人足りなくなったら公募にする」とか「URLとスプシだけDMで送って参加希望者は勝手に登録してもらう」みたいな。

あとは某参加者から「書きたいことあるからやってほしい」と言われたことも背中を押したと言えばそうかもしれない。

 

結果としてはやって正解だったなぁって思ってます。自分好みの記事がここまで上がるとは思ってなかった。なんなら全ての年で一番好きだったかもしれない。

僕は音MADを観るモチベーションのかなり大きい部分に「投稿者のことを知る」というものがあるのですが、今回上がった記事は各々のパーソナルな部分が垣間見えるようなものも多くて、これは私としてはかなり嬉しかったです。

 

この部分で個人的に印象的だったのはFEARさんの記事です。音MADに纏わるTiktok/Twitterバズらせ術みたいな話って最近だと結構ありふれたものになってきていると思うのですが、そこらへんの記事って基本的にその人の中での正解を淡々と書いている印象があります。

FEARさんの場合はそこに至るまでの試行錯誤だったり、その後の思考の整理なんかも見せてくれるのが非常に面白かったです。同じ題材を扱いながらも筆者本人の方が軸になっているのが唯一無二だなぁと思います。

 

あんまり大きい声で言いたくないんですけど、正直僕がやりたいのは「音MAD Advent Calendar」じゃなくて「音MAD関係者 Advent Calendar」に近いんですよね。音MADってそもそもが概念的で定義や範囲が曖昧なものなので、むしろその状況に上手いこと乗っかって「音MAD」という言葉を通じて色々なものが見たい、ということを近年は強く感じています。某作者さんはこれと似た考え方のことを「横断」と言っていて、僕はこの言葉には強く共感しています。「音MAD」は横断の手段として非常に都合が良い。

 

地味に嬉しかったのが小ブラシさんが投稿企画を動かしてくれたことでした。

アドカレは一応音MAD関連の企画なのに一つも音MADが投稿されないことが基本なのが少し寂しい部分ではあったんですよね。

音MADそのものではないけどnkaoobtさんのワードルなんかも嬉しかった。要は文章以外に何らかのアウトプットがあるとちょっと嬉しいんだと思う。

 

他だとやっぱり音MADを見るモチベーションに繋がるような記事は嬉しかったですね。

シャニマス6.5周年合作sm44285226は今回の参加記事の影響で初めて見ました。

既に見たことがある動画であっても考察とか後書きみたいなものを読んで、その部分に着目してもう一度見る、みたいなこともありました。ジャンプ合作とかココロジョジョルとか。

 

 

予想外に長い記事になってしまったのですが、とにかく満足度が高い年でした。

ご参加いただきありがとうございました。

 

来年以降はやるかどうか分からないです。気が向いたらやるぐらいの感覚。