『モアめぐ~!』に至るまで

この記事は音MAD Advent Calendar 2024に参加しています。

 

12月20日は何の日?

藤島慈ちゃんの誕生日です。今年で18歳になりました。

藤島 慈|MEMBER|「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」公式サイト

という訳なので、今回は今年4月に行われた「『超』音MAD晒しイベント2024」に参加させていただいた動画に関してのアレコレを書こうと思います。

動画の性質上、元作品『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』に対しての知識がない方には分かりづらい文章になってしまうかもしれません。

 

という訳なので、記事を読みやすくするためにも超晒しに提出したものと同じファイルを"『超』音MAD晒しイベント2024 提出版"という形でニコニコに上げておきました。

完成版は年内には出したいなぁ… ぐらいに考えているのでタグロック等はお控えいただけますと幸いです。

 

誕生秘話

実はこの動画が生まれるきっかけとなったのは、2023年に開催されたイベント「音MADスタートダッシュ」だった。

新旧入り混じった約70人の音MAD作者が約100人の音MAD見る専(当時)をサポートし、1か月で彼らを音MAD作者としてデビューさせようという企画だ。

音MAD作者の皆様というのは本当に粒揃いで、みんなアドバイザーとしてとにかく有能だった。参加者が各個人のチャンネルに投稿した質問に迅速かつ分かりやすく答えたり、自分の持っている技術を文章化して情報として共有したり…

そんな人たちが学校の2クラス分程度の人数も集まっているのだから、正直言って自分は何もする必要が無かった。リアルに学校に通ってた時期もそうだったのだから、当然である。

 

とはいえ、kaikityouもアドバイザーとして参加した以上は何かしなければいけない。

では自分に何が出来るだろうかと考えた時に、自分が普段何を考えながら音MADを作っているかという思考を書き出してみて、読んだ各々に参考になる部分を見つけてもらえば良いのではないかと思った。

そういう訳で、制作過程を文章化することを意識しながら作り始めたのが始まりだった。

 

2023/11/8にとあるサーバーに書き込んだ内容。

当時はまだワンコーラス分フルで作るつもりはなくて、Aメロから始まる構成だった。

 

構成としては今と大差ないけど、今以上に「宇宙演舞☆うさぴょん」のカードに焦点を当てた内容になっていて、大きな野望みたいなものはなかった。

このカードのボイスの内容というのが、ざっくり言うと(藤島慈の趣味である)動画編集の楽しさを語るものとなっており、まさに今から動画編集を始めんとする参加者の方々に対してのある種のエールになるかもしれないと考え、この素材をチョイスした。

 

という予定だったのだが…

 

2023年11月は転職やらコミケ準備やら新生活の準備やら合作作業やらが重なり、まぁそんなことをやっている時間はなかった。

かくしてプロジェクトファイルは未完成のまま塩漬け状態となった。

 

僕と蓮ノ空

そもそも『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』とはなんなのか、というところから説明した方がいい可能性がある。本記事内では以降、蓮ノ空と呼ぶことにする。

蓮ノ空は『ラブライブ!スーパースター!!』に続くラブライブシリーズの5作品目で、主に2023年4月15日にリリースされた『Link!Like!ラブライブ!』(通称リンクラ)というアプリをメイン媒体として展開されていく。

作品自体のことを語ってしまうと本当にキリが無くなってしまうので詳しくは各自で調べて欲しい。ここでは僕と蓮ノ空の出会いだったり、関係性(?)について書こうと思う。

 

2023年4月。その頃の僕は転職活動に一区切りがつき、時間に余裕があった。

そんな事情もあり、予てより興味のあった沼津に行きたいと思い、自分よりも深いラブライバーである友人と共に旅行に行くことにした。僕たちの地元から沼津に行こうとすると車移動が一番安く済むので、友人の運転する車で沼津に向かった。

長いこと車に乗っている訳なので自然と車中で曲を流したりするんだけど、友人は当時最新だった蓮ノ空も含めた全ラブライブシリーズの全曲が入ったプレイリストを作っていて、その時にたまたま流れてきたのがこの曲だった。

 

蓮ノ空の曲のことは最新の曲に至るまで殆どが好きだけど、この『AWOKE』という曲に関しては特に「好き」とは別の強い感情が未だにある。

0:32のサビ前辺り~1:04のサビ終わりにかけて多用される三連符の譜割りが異様に印象に残って、家に帰ってスマホのデータ整理をしてリンクラのアプリを入れた。

これが2023年4月29日の出来事だった。正確には前日の4月28日にも何かしらの曲は聴いていたのだと思うんだけど、その時は特に何も意識しなかったので、僕は4月29日を出会いの日としている。

この人付き合ったら記念日とかめっちゃ意識しそうで面倒そう…

 

「この曲良いな」と思った曲をメモする為にspotifyでお気に入り登録をした形跡。29日の辺りに地層が見える。

 

この後いかにしてハマるかとかはこれまたキリが無くなってしまうので過去の記事なんかを参照してほしいのだけれど、この出会いの日以降、有り得ないぐらいに蓮ノ空にハマった。その辺りは去年の僕の異様な投稿ペースとかを見てもらえると伝わるんじゃないだろうか。

当時の僕は蓮ノ空のことを恋愛対象として観ていた。心の中に「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブさん」という一人の人間を仮定して、その人とのアレコレを本当に楽しんでいた。冗談に思われるかもしれないが、一日の終わりにLineでその日のことを話したりしたいな、とか本気で思っていたし、それが叶わないことが本当に悲しかった。

「愛とは何なのか」みたいなことを考えて自分なりの答えを見つけたりとかした。

 

余談だが、別のタイトルとは言えラブライブシリーズの整地であるところの沼津なので、アニメショップなんかだとシリーズ全体が色濃く扱われていて、こんなふうに等身大ポップなんかも飾ってある。

多分初めて蓮ノ空のスクールアイドルの顔を見た瞬間はこの時だったと思う。ちょうどめぐちゃん。

 

本当にどうでもいいが、初めて魂心家を食べたのもこの日だった。一年ぐらい後になっていらない文脈が付与されてしまって本当に腹立たしい。

 

写真は友人にもらった。なんであるんだよ。

 

僕と「リンクラMAD」

音MAD作者なのだから、何か好きなものが出来れば当然音MADを作る。

蓮ノ空にハマって約10日が経った2023年5月9日、初めて蓮ノ空の音MADを投稿する。

今にして振り返ってみると、これが一番音MADらしい音MADな気がする。蓮ノ空への感情が今ほど深くなかった時期だからだと思うのだけど、今だったらこんなに分かりやすい動画は多分作れない。

ニコニコ動画に初めて上がった蓮ノ空の音MADは恐らくこれだと思う。当時は蓮ノ空自体、ラブライバーの間ですらあまり触れられていなかったのだ。

当時は蓮ノ空で何個も音MADを作る気は全くなくて、これ一作で終わる予定だった。

 

…ところがどっこい10日目の2023年5月20日。2作目を投稿する。

これは今の自分のスタイルとかなり近いと思う。元より「ミニマム音MAD」と言われるような編集が少なめでその素材の魅力が伝わってきやすい音MADが好きなので、かなり自分らしい動画だと思う。

一つ注目点として、一作目で素材として使っていたのは「活動記録」と呼ばれる所謂ストーリーモードの映像なのだが、この動画では「With×MEETS」という配信活動を素材にしている。

蓮ノ空は「バーチャルスクールアイドル」という肩書を持っていて、ストーリーと同じ時系列で展開されるVTuber的な配信活動があるのだが、当時の自分が特に面白いと感じていた夕霧綴理の個人配信を音MADにしたいと思って作った。気持ちとしてはまさにVTuberの切り抜き動画に近いと思う。

ここから暫くの間はこのWith×MEETSを素材にした動画が続く。

 

少し間が空いて2023年6月11日。3作目を投稿する。

出ましたこの女が。めぐちゃんこと藤島慈の個人配信を素材にした音MAD。

これは元配信の流れ自体が少し面白くて、それまでのWith×MEETSはリンクラのアプリ内にある「スクールアイドルコネクト」という機能の中から見ることが出来て、配信終了後にYouTubeアーカイブ動画が上がるという流れだったのだが、藤島慈の2023年5月17日の配信は最初からYouTube Liveによって行われた。

スクールアイドルコネクトはスクールアイドルが配信活動を行うためのアプリなのだが、この当時の藤島慈は事情によりスクールアイドルクラブから離れており、その為に配信場所としてYouTubeを選んだのだと思う。

 

藤島慈は劇中で「歌は梢、ダンスは綴理、言葉は慈」と言われているだけあって、この個人配信のクオリティは当時の蓮ノ空の配信の中でも随一のものだったと思う。

蓮ノ空の一つの特徴として実在の商品や作品の名前を配信の中で持ち出すという部分があるのだが、ミスドで当時やっていたコラボの話をしているところなんかはまさに蓮ノ空らしいなと感じる。それまではあおぞら文庫で読めるような昔の作品の話とかが多かったから。

当時は「蓮ノ空を人に説明したいなら藤島慈の個人配信を見せれば良い」と思っていたし、今でも少し思っている。フィクションの存在であるはずのスクールアイドルがここまでの実在性を伴ってこちらに語り掛けてくるのはバーチャルYouTuberという概念が生まれた時に最も期待されていた部分じゃないかと思ってる。

 

ここからは自分の動画の話になるのだけど、それだけクオリティの高い藤島慈の個人配信を素材にするのだからこちらとしても気合を入れなければ!と思い、この動画は少し手間をかけた。配信から投稿まで少し時間が空いているのもそういうことだと思う。

当時使い始めたてのAEの色んな機能を触ってみたりとか、コメントが流れる演出の為にYouTubeのコメント表示機能導入して画面録画したりとか。

あとこれは今の自分だったらむしろ嫌がる行動なんだけど「めちゃくちゃバズったら普通のVTuberみたいに配信の中で触れてもらえたりするのかな?」とか考えたりしてた。

 

超不発だったからあんまり見返したくないんだけど、Twitterでバズ狙いのツイートなんかもしたりした。

kaikityouのアカウントでは蓮ノ空に関しての話題を出すことを禁止しているのだけれど、その例外の一つがこれである。

 

確かこの時期辺りからだったと思うんだけど、音MADの中に蓮ノ空の領域を少しでも作ることが出来たらいいな、と考えていた。

「○○(作品名) 音MAD」で検索した時にあんまり伸びていない動画がポツポツ出てくる感じのやつ。BEAT-NICONICO-WORLDみたいなタイプのニコニコオールスター音MADで隅っこにちょこっと映ってくるような、知ってる人は知ってるけど全員が認知している訳でもないような枠。今で言うとNIKKAとかアイプラ辺りはまさにその枠だなって思ってる。

少し昔の話になるが、音ギバラをたくさん作っていた時期も実は密かにそう考えていた。これは最近の自分が積極的にやっていることとも繋がる感情だと思う。

もうちょっと下で書く話を先にしてしまうが、そんな感情を持っていたので「リンクラmad」というタグが自分の動画に付き始めた時は結構嬉しかった。

 

また、この辺りから「蓮ノ空が好き」という以外に「蓮ノ空が好きでいられるように」という気持ちで、自分が「良い」と思ったものに対しての感情を比較的コンスタントにアウトプットしていこうと考えていた。多分その辺りは当時の記事で書いた記憶がある。

次の動画から始まるミニマルな動画群はその辺りの思想故のものだと思う。

 

二日後の2023年6月13日。4作目。

これもWith×MEETSを素材にした動画で、2023年4月23日の日野下花帆の個人配信。

蓮ノ空の初めての個人配信。上で少し触れた通り蓮ノ空は配信の中で実在の作品の話をしたりするんだけど、音MADで見たことのある話をしていたのが嬉しかったので作った。好きなものの話を一生懸命話してくれるのも可愛くて好き。

この辺りからはそんな感じで自分が「良い」と思った感情を閉じ込める為にササッと作るような動画が増えてくる。超ミニマム。

 

2023年6月16日。5作目。

これもWith×MEETS。2023年6月15日に乙宗梢の誕生日配信が行われたのだが、その中で流れたコメントを夕霧綴理が読み上げた時の流れが面白かったので作った。

日野下花帆が先輩への気持ちを一生懸命に伝えている中で流れる「やべー泣ける」というコメントの風情の無さだったり、そのコメントを拾う夕霧綴理の淡々とした感じがツボに入った。

地味にポイントと言えそうな部分として、今はリンクラのアプリ自体にアーカイブ機能が付いた関係でYouTubeアーカイブ動画が上がるのが配信の一週間後となっており、当時みたいに配信を観て直後に作り始めるみたいなことが出来なくなった。

なので多分この動画は今だったら生まれていなかったと思う。結構気に入っている。

 

2023年6月24日。6作目。

またまたWith×MEETS。「こんさや~」と固有挨拶付きでメールを送ったリスナーに対して淡々と「こんばんは」と返す村野さやかの様が面白くて作った。

この動画は2023年6月19日の配信を素材にしていて、確か日付が変わる前ぐらいには完成していたのだけれど、上げていいのか迷って5日に上げることになったんだったと思う。

With×MEETS期の動画はこれで最後。この辺りはかなりミニマムでしたね。

 

だいぶ間が空いて2023年7月6日。7作目。

前の動画からまた少し期間が空いているが、これはこの少し前辺りの時期に転職先への就業が始まったことが理由だ。

乙宗梢のURカード「雨と紫陽花に唄えば」に焦点を当てた動画。所謂「ラップ調音MAD」って言われるタイプの音MADだと思う。

AEって動画編集で使うのも良いけど一番強いのって多分色調とかみたいなルックを整える部分だと思うので、それを活かしてみようと思った記憶。

この辺りから少しずつ、自分にとってメインとなる蓮ノ空とのインターフェースがカードのボイスへと移っていく。僕が過去の記事の中野この辺りの思考の変化を動画という形で残せたのはかなり大きいと思う。

 

2023年7月23日。8作目の『きゅうつづりん(DOLLCHESTRA Remix)』。

原曲の『きゅうくらりん(月裏 Remix)』は自分の中で「きゅうくらりんのNormalエンド」という印象があり、それが村野さやかとDOLLCHESTRAを組んだ2023年4月~同年7月辺りの夕霧綴理の印象とピッタリ重なった。

大賀美沙知との関係の話とか、まだ肝心なところに関しては解決しきっていないけれど、とりあえず目の前の日常は暖かいという感じ。

ちょうどこの時期辺りに液タブを導入した。この辺りの動画からは明確に「今までやったことがない要素を一つは動画内に入れよう」という意識を持って制作に臨むことにしており、この動画ではその要素が手描きだったと言える。

それと少し関係した話として、この動画は何があっても7月23日に上げるというノルマを自分に課していた。どうせ初めての手描きで満足出来る段階まで詰められる訳が無いので、事前にデッドラインを課してしまった方がいいと考えたのだ。とりあえず出力してしまった方が得なのは間違いないと思うので。

 

余談だが、原曲の方のきゅうくらりんを使って村野さやかと出会わなかったIFルートの夕霧綴理を題材とした音MADを作ろうとしていた時期があった。中盤の「あなたは夕霧綴理であってスクールアイドルではない」辺りからルートが分岐する感じをイメージしてた。

流石に今からその動画を出すのはなぁ… とも思うので多分もう出すことはないと思う。

 

これを投稿した時期ぐらいから僕の投稿動画に「リンクラmad」というタグが付き始めるようになる。

上でも少し書いた通りだが、僕は音MADの中に蓮ノ空の領域を作ることを意識していたので、これは凄く嬉しかった。散らばったもの達に総称する言葉が付くと一気に具現化してくる印象がある。

このリンクラMADという言葉は今でもそこまで普及していない。蓮ノ空の音MADは「蓮ノ空MAD」「リンクラMAD」辺りに分散していて、何ならどっちも付いていない動画も多い。そもそも絶対数自体そこまで多くはない。

実は自分にとってはその状況も嬉しかったりする。

 

2023年8月26日。9作目。

過去に個別で記事を書いたことがあるので長くは書かないが、この動画においての挑戦としては人力を採用したことになると思う。

しかしまぁ、ドルケに寄っているなぁと思う。

 

2023年10月8日。10作目。

実はこの動画は元々はそれこそ大沢瑠璃乃がクラブに加入する前の2023年6月ぐらいから作っていて、それをサルベージした形になる。液タブを買ったのも元々は藤島慈のカードの数が少なくて素材として使える画像が少なかったことが理由だったりする。

手描きとか人力みたいに使ったことのないような表現は盛り込んでいないけれど、今までよりも水準の高い映像を作りたいという気持ちはあり、具体的にはテキストの表現方法には力を入れた。

個人的に「映像が上手い」と感じた何人かの作者の方にアドバイスをもらいに行ったりした。中でも「水平方面の移動が多いので回転を取り入れると良いと思う」という意見は特に参考になった。恐らくそれは癖なのだと思うので、今でも意識するようにしている。

 

この動画を作り終わって少し経ったあたりから、件の『モアめぐ~!』のプロト版を作り始める。

前述の通り少し忙しい期間に突入してしまうので、次の動画は結構間が空くことになる。

 

2023年12月31日。11作目。

この動画はなんとコミケ会場の蓮ノ空島の自ブースにいるタイミングでタイマー投稿している。いい度胸してんじゃねぇかよ。

『Welcome to みらくらぱーく!』同様、これも少し前に作っていた音声をサルベージして完成させた形になる。去年は蓮ノ空のあらゆる供給に感情を大きく動かされていたので、完成させるよりもプロジェクトファイルを生み出す速度の方が圧倒的に早かったのだ。そのせいで下半期に投稿頻度が下がってしまったとも言える。

この動画は村野さやかのURカード「ゆのくにガールズ!」に焦点を当てた動画で、このカードのボイスは3種類全てにおいて蟹の話をしているのが特徴的。

2Dのデフォルメイラストをメインにしつつも止まった感じを出さないよう、テキストを動かしてみたりとか口パクを描いてみたりとかしてみた。

あと少し音MAD的な「嫌がらせ」とも取れるような要素を盛り込んでみたいと思った。実写の蟹の映像とか松岡修造の要素を入れたりしたのはその辺りが理由。そう考えると1作目と比較的近い思想と言えるのかもしれない。

 

2023年は元旦にも動画を上げていたこともあって「今年よりも音MADのモチベーションが高くなることはないだろう」と考えて、元旦と大晦日の両方に動画を投稿するという実績の為に少し頑張った記憶がある。

確か寝ないでコミケに向かったんじゃなかったかな…

 

年が変わって2024年3月10日。12作目。

某所でネオミニの動画を一斉に投稿する流れがあり、それに乗じて投稿した形になる。

色数を減らしてみたりとか、画質をガビガビにしてみたりみたいな、レトロ風と言われそうな感じのルックに気を配った。最初の自動販売機のカットなんかも実写なんだけど、割と良い感じになってると思う。

リンクラを素材にした音MADを作っている中で感じたことだけど、ソシャゲを素材に下音MADって使える素材が少なくなりがちだからこうやってソフト側で良い感じに見え方を整える技術はアニメや実写素材の音MADよりも重要になってくる気がする。

 

2024年3月31日。13作目。当時ハマっていた曲。

めっちゃ正直に言うとあんまり記憶にないんだよな…

ただ一枚絵でそれっぽく間を持たせているなぁと思う。テキストのズルい使い方をしている。

好きな曲とカードに対して何らかのちょっかいをかけたいって気持ちが一番大きかったんだと思う。

 

ここまでが103期蓮ノ空の音MAD群だ。『モアめぐ~!』は主にここまでの動画と密接な関わりがある。

ところで103期までのメンバーの中で大沢瑠璃乃の音MADだけ投稿していないのは別に何らかの意図がある訳ではなく、単純に完成出来ていないだけである。作りかけのものはあるので、いつかは投稿出来たらいいなぁと思っている。

ただ自分の思う大沢瑠璃乃の魅力を音MADで表現しようとすると結構色々と考えながら作らないといけなくなってしまうだろうなぁとは感じており、つまるところハードルが高いとは思う。一つ一つのエピソードよりも、それらの繋がりによって魅力が見えてくるスクールアイドルだと思う。

 

誕生秘話2

そして時は流れ2024年3月末。超音MAD晒しイベントの参加締め切りが迫る頃。

そもそも参加するかどうか自体悩んでいたのだけど、参加した上で何も提出しないという形でもこちらにデメリットは無かったのでとりあえず参加申請だけすることにした。

とはいえ昨年から続いていた音MADのモチベーションはまだ燃え尽きておらず、折角なら何かを出したい。そう思ってREAPERと向かい合った時、塩漬けにしていた『モアめぐ~!』のプロジェクトファイルを発見した。

 

僕は自分の好きなものに対しての自己主張をすることがあまり好きではなかったりする。

理由は本当に色々あるが、一番大きいものとしては自分が特に好きなものって第三者から見て分かりやすい魅力だけじゃなくて、自分の人生の体験みたいな、人と共有できないコンテクストも関わってくると思っているからということがある。作品の本質ではない部分が妙にぶっ刺さってしまったりみたいな。

つまるところ人から見た時と自分から見た時の評価の乖離が激しくなりがちで、人に熱心に魅力を伝えても無駄にハードルを上げてしまうだけになることが起きやすくなると思っている。

kaikityouのアカウントで蓮ノ空の話をしないようにしているのもそれが理由だ。

 

そんな訳で大勢の音MADリスナーが集まる生放送の場において、音MAD界隈で一切流行っていない作品の音MADを流すということには普段なら抵抗があるのだけど、今回は事情が少し違った。

というのも、蓮ノ空は生配信を一つの軸として扱う作品であり、ニコニコ生放送を使った企画との相性が抜群に良かったのだ。蓮ノ空の魅力を引き出せるステージとして最適だった。視聴者に対して魅力を伝えるとかではなくて、自分の感じる蓮ノ空の魅力を表現する為の場所として。

 

次に、2024年4月28日・29日という日付。

記事の最初の方でも触れた通りだが、僕と蓮ノ空の出会いは2023年4月29日で、出会いの日からちょうど一年の記念日だ。

僕が蓮ノ空とコンタクトを取るためのインターフェースには音MADが大きく機能しているのだけど、そんな区切りの良い日に丁度音MADのイベントが開催されるのならば、その日に自分と蓮ノ空の物語の第一期最終回を作り上げるぐらいの気持ちでその口実としてイベントに臨んでも良いのではないかと感じた。

過去作の振り返り要素があるのはそれが理由だ。一回区切りを付けたかった。

 

そしてこれが最も大きな理由なのだが、これほどまでに大好きな蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブという作品に対して公開告白をしてみたかったというのがある。

当然のことだが、作品なんて存在しない概念に恋をしても自己満足でしかなくて、自分が想った分の気持ちが相手から返ってくるなんてことは一切ない。

加えて言うなら僕は感情なんて水物でしかなくて、その時「好き」と思っていたこと自体を数か月後には理解出来なくなってしまうことだってあると理解している。

(ここらへんの話、藤島慈も「冬のおくりもの」とか「365 Days」のカードのボイスで近いこと話してて嬉しかった)

 

しかし、大勢のリスナーが見守る生放送という場で自分の想いの丈を叫ぶことで、視聴者たちを自分の感情の証人とすることが出来るような気がした。

自分の記憶だけだと信用できないから外部にも保存領域を作っておきたかったというところだろうか。

蓮ノ空のことを好きじゃなくなった時の自分が見ても「自分は当時この作品のことが大好きだったのだなぁ」と思えるような状況を作り上げておきたかった。


多分だけど、この辺りは今年初めに観ていた湘南系アニメに大きく影響を受けていると思う。

ありがとう、頑張ったね、大好きが私の好きな言葉。三大好きな言葉です。

 

このツイート世界で一番好き。

 

一言でまとめると、完全に自分の納得の為にイベントを利用させてもらった形になる。

大変に申し訳ないなぁと思っている。

 

そんな訳で(?)制作を開始したのだが、この時期はこの時期で資格試験の勉強だったり、蓮ノ空の2ndライブがあったりして結構忙しかった。間に合うかどうかは結構ギリギリの状態だった。パッション。

タダ飯目当てで申し込んだ会社の新年会を蹴ったりして無理矢理生活を回した。

あとコンサータの力にも頼りまくっていた。当時の日記を見ると、締め切り直前辺りはほぼ不眠不休で動画を作っていたとある。

 

2024年4月13日。超晒しの提出締め切り前日。

動画の内容に大きな変更が伴うようなものではなかったが、リアルタイムに進行する作品ならではのあるイベントが発生する。

 

スクールクラブへの104期生の加入発表である。

 

そう、新メンバーが加入するのだ。

だって年度が替わるんだから。新入生が入ってくるんだから。彼女達は"スクール"アイドルなんだから。

 

と言いつつ、別にこれは動画内容に大きな変更をもたらすものではなかったと思う。

今回の動画はスクールアイドルクラブ全体への感情にフォーカスしつつも、体としては藤島慈の音MADなので、正直あまり影響はなかった。ただ、自分としては少しだけ影響があった部分があり、理由は後述する。

 

編集中に加入放送を観ていた時の写真。

本当にどうでもいいが、この日はotogrooveの参加申し込みの日とも被っていて、家にリマインダーとして来てもらった水無月に「見て見て見て蓮ノ空に新メンバー入るよ」と見せた記憶がある。

 

そして日付が変わった4月14日。

 

締め切りの約4時間前に提出。

超晒しは必ずしも完成品の動画を提出しなければいけないという訳ではなかったので、尺は埋まっているものの完成度としては大体70%ぐらいのものを提出する形とした(これは最初からそう考えていた)。

単品を出す時にはきちんと完成したものを出そう… と考えて今に至っている。

 

ともあれ、晴れて後は放送を待つだけの状況となった。

 

放送当日

この日の朝、色々あってかっぱが僕のベッドで寝ていた。スキャンダルではない。

ブコメ合作を流しながら単品動画に向けた修正作業をしていたらいつの間にかかっぱが起きていたので「いつ起きたの?」と聞いたら「オレンジの辺り」言われた。ラブコメみたいなことすんなよ。

 

バンドリのこのカードを思い出したりした。

 

それはさておき。19:00、放送開始。 

本当に趣味100%な上に自語りすぎる内容だったので、正直「本当に流して大丈夫か?」とずっと不安だった。結構な決意を固めて作ったつもりだったんだけど、まぁこういうところは自分だなと思った。

放送が始まる直前までは人がたくさんいるDiscordサーバーで通話していたんだけど、自分の動画が流れるタイミングでの反応が怖くなった。

放送が始まってすぐに人があんまり多くない内輪に近いサーバーに移動し、数年来の付き合いがあり、作品との関わり方という面でお互いにある程度リスペクトの出来ていそうな友人と二人で放送を見た。

 

流れる日程は自分の方で指定をしていたので分かっていたのだけど、どのタイミングで流れるかは知る由が無い為、いつ自分の番が来るのかと戦々恐々としていた。

途中で流れたドルフィンウェーブの音MADに強めの勇気をもらったりしてた。

 

そして放送が始まって1時間程度が経った20:09、2日目Aブロックの動画が残り3本となったという旨のアナウンスと共についにその時は来た。

 

実はこの辺りから自分の動画が流れ終わるまで放送ミュートにしてた。

 

終わってみて思った、というか正直始まる前から「実際のところ大丈夫だろうな」とは思っていたんだけど、意外とコメントの反応はあったかかったと思う。

音MAD見てる人達はそんなに怖くないから大丈夫だよ。

 

余談だが、実はこの日の20:00からYouTubeとリンクラのアプリ内では蓮ノ空女学院の4月度Fes×LIVEが行われていた。

これが始まってから自分の動画が流れてくれたおかげで最高の二窓が出来た。

 

解説

小ネタ等、細かい部分の解説をいくつか。

単品版では大きく変わることもあると思うけど、今回の記事では超晒しで流した動画をベースとすることにする。

 

配信予告画面

生放送で画面が切り替わってすぐに表示される画面。

この画面はリンクラ内のアプリで読める活動記録(ストーリー)第8話で初登場した演出を元にしている。左側が今回の動画で、右側が元にした演出の方。

去年は1か月に1回のペースで月末にFes×LIVEという生放送ライブが行われていて、Fes×LIVEでのパフォーマンスまでを含めて毎月のストーリーが終了する、という流れがある程度一般化しており、その為の配信予告の為の演出だ。

 

凄く正直に言えば、僕はこの「リンクラMAD」という言葉はある程度利己的に自分の為に使っている部分がある。タグとしての意図や機能はそうじゃないのは理解した上で、僕は蓮ノ空と自分の歩みを総称する言葉として「リンクラMAD」を捉えている。

その締めくくりだぞ、という意識でここでは「リンクラMAD」という言葉を明示した。

 

「動画編集の楽しいところ?」

ここで表示されている感想群は、僕の観測できる範囲の中で見つけた僕のリンクラMAD群への感想だ。

ニコニコ動画や転載先でのコメントはもちろん、マイリストコメントやDiscordの個人鯖の書き込みなんかも引用してきている。

あんまり見る人のことを意識しないで作っている方の人間だとは思うのだけど、多分全部の感想に目を通している。多分人よりエゴサしてる。

見てくれている人が分かるって言うのは思いのほか嬉しいものなのだ。僕自身、そう感じているからこそニコニコ動画や音MADタグで流行っていない題材で動画を投稿し続けている人の動画にはいいねやマイリスは欠かさないようにしている。

 

プチキャラ群

動画の中でちょくちょく出てくるこのプチキャラ絵柄のキャラは蓮ノ空の公式4コマ『りんく!らいふ!ラブライブ!』からの出典だ。

映像の中で主に使っているのがカードに使われている2Dのイラストな訳なので、3Dモデルよりは次元の同じこっちの方が使い勝手が良かった。

 

僕が所属している某リンクラサークルのDiscordサーバー用に大量の画像を切り抜いており、今回はそれに非常に助けられた。

4コマ出典のものに限れば、多分今回の動画の為に新規で切り抜いたものは一枚もないと思う。

 

アウトロ部分

今回の動画は藤島慈の音MADというよりも、藤島慈に自分の気持ちを代弁してもらった蓮ノ空の音MADというイメージなので、藤島慈以外の5人の名前もちゃんと動画内で出したい気持ちがあり、このパートを作った。文字の色は各メンバーのメンバーカラー。

花帆、さやかは活動記録の三話、綴理と梢は「冬のおくりもの」のカードのボイス、瑠璃乃は「夏めきペイン」のカードのボイスと、ここは比較的色々な部分から音声を持ってきている。

 

下の台詞枠はかつてラブライブシリーズに存在したスクスタと呼ばれるゲームを再現している。

上の画像を見れば分かる通り、本来は上の黄色いバーの部分に台詞の主とそのスクールアイドルアイコンが書かれているのだが、ここは藤島慈の台詞ではなく僕の心の声を意識しているので藤島慈の名前は書いていない。

 

背景で流れているのはこの記事でも紹介してきた過去の「リンクラMAD」達。

 

一つだけ小ネタとして『Welcome to みらくらぱーく!』と『蟹』の間に村野さやかの動画が流れるが、実はこれは複垢で投稿した動画だ。

正直ここで公開するものでもないと思うので、各自適当に探してみてほしい。


このシーンにおける「みんな」とは視聴者のことではなく、蓮ノ空のスクールアイドル達のことを意識している。多分この子達がいなかったら2023年の僕はなかったと思う。

その部分は出来るだけ誤解させたくはなかったので「スクールアイドル」と「みんな」の文字を共通で蓮ノ空のイメージカラーである赤色で表示した。

 

みんなのこと、いつだって考えてるからね

前述の通りこの「みんな」はスクールアイドルクラブのメンバー達を指す。

 

実は、今回の音MADにおいて104期生の扱いには少し悩んだ。

上述の「みんな」の中に、まだ殆ど何も知らない104期生を含めてしまっていいのかが悩みどころだった。なまじ103期までのスクールアイドルクラブのメンバー達を心の底から愛してしまっている為、軽率にその言葉を使いたくなかった。どうせ好きになるのだろうとは思っていたのだけど。

最後には蓮ノ空が大事にしているリアルタイム性を自分の動画でも無視したくなかったということだったり、104期生のことも愛せていけたらいいなというある種の決意で104期生の要素も組み込むことにした。

 

『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』を愛しているので、最後は作品名のロゴ。

概念が愛おしいんだよなぁ本当に。

 

配信終了画面

この画面はWith×MEETS、Fes×LIVEの配信終了時に出てくる画面をモチーフにしている。左側が今回の画面で、右側が元の画面。

 

色が緑色なのは若干の拘りポイントだったりする。

リンクラのアプリ内で配信を視聴する際にはギフトと呼ばれる、ガチャを回した際にカードと一緒にオマケで排出されるアイテムを投げることが出来て、それによって得られるポイントが一定以上を超えるとAFTER配信を視聴することが出来る仕組みになっている。AFTER配信が始まるまでの待機画面がこの緑色の画面だ。

超晒しの生放送も僕の動画で終わる訳ではなく続きがある訳なので、この緑色の画面にした。

 

AFTER配信も終わって本当にその後に何もない時だとこんな感じでオレンジ色の配信終了画面になる。

多分、単品を投稿する際にはこの画面の方に差し替えると思う。

 

ところで、この一人合作『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ合作 -Link to you-』はネタではなく、本当にやろうとしていた。

僕が作業の様子を監視されるだけのDiscordサーバーなんかも作ったりして、4パートぐらいは進捗を提出していた。年が変わるまでにもう一パート以上進捗を晒すことが今年の目標だ。

このサーバーは、僕が合作を無事に完成させることが出来たら音MAD作者蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ鯖として開放しようと考えている。けどまぁここから完成することはほぼ無いと思う(監視してくれてる人達ごめん)。

 

こんな感じでFes×LIVEの後にその続きとしてストーリーの追加告知がされたりするんだけど、流石にこんなにデカデカと自分の動画の宣伝をするのは恐れ多かった。

 

ブコメ合作の参加者だったのでメドレー単品投稿前からメドレー音源を使うことが出来たのだ。職権乱用とも言える。

 

終わりに

本当に長くなってしまったが、今回の記事はここまで。

超晒しに続きアドカレも自己満足の為に使わせていただいてしまったが、今回このベストな日付で振り返り記事を出すことが出来て良かった。

単品動画を出すタイミングになったら、そちらをベースにもう一度記事を書くと思う。

 

実は単品動画も今日出す予定だったんだけど、普通にモチベーションが上がらなくてChatGPTと遊んでいたらあっという間に一日が終わってしまった。

水無月から質問を受けながら日記を書く

最近ちょっとあまりにも怠惰なので日記でも書くかぁと。

水無月からの質問に答えていく形式。水無月は酒を飲んで酔っ払っている。

 

Q.どんなおじさんになりたいですか?

おい日常の話じゃねぇのかよ。

僕は意外と「年齢とか性別なんて関係ない」みたいなのとは結構逆の考え方をすることが多くて、年齢に応じた趣味とかに落ち着いていきたいなぁと思っている節があります。

なので健康とかそういうの意識してジム通いとかするようなおじさんですかね。

 

Q.直近で食べたいと思ったもの

焼肉 牛角とかそういう系

誰かと一緒に行きたい

 

Q.ハロウィーンを意識しましたか?

なんでYES/NOで答えられる質問なんだ。

YESです。渋谷の街に行ったら早くもそれっぽい恰好の人がいて「そういやハロウィン近いね」とか思った。

なんかハロウィンって日本人の感覚からすると凄く影薄い気しちゃうんだよなぁ。ハロウィンって聞いても何も感情が動かなかった。

 

Q.昨今、話題になっている生成AIへのスタンスを述べてください

日常系の質問しろって言ってるだろ。しかもちょっと火傷しそうなトピックじゃねーか。

あんまりコメント出来る内容無いんだけど少なくてもエンジニアとしては便利すぎるなぁと思っちゃう。

 

Q.最近吐いた嘘を教えてください

まぁ日常系ですね。

近年嘘吐かないように心掛けてるからマジで浮かばない… 強いて言えばTwitterで裏の裏垢的なアカウント使ってることとかかなぁ(音MAD界隈とは関係ない)

 

Q.最近水無月について考えたことを教えてください。

その質問キモいな。終わり。

 

Q.最近抱いた天気についての感想

予報が雨だと人を遊びに誘うのが申し訳なくなるから嫌だなぁって思う。

 

Q.最近行こうとした飲食店はどこですか。

現場の近くにあるラーメン屋さん。街中華みたいな感じ。

 

Q.最近怖いと思ったこと、出来事でも概念でも可

人間界の経済って意外と上手く出来てるんだなぁって思うことが最近多いんだけど、その流れに対して自分も乗らざるを得ない感じが、大きな流れに支配されている感じがして怖いなって思う。

 

Q.今DMに音声を送ったのでこの質問に答えてください。

お前このやり取りのこと大喜利会場だと思ってるの?

音声はこちら。

 

What animal have you find cute recently? (多分)

→ A:(特定の女性の名前)

 

Q.最近考えた「好き」とは何かを教えてください

恋バナ始まった?
その概念に対しての解像度を深めたいと思えるかどうかなんじゃないかなぁってここ一年ぐらい思ってますね。

人だったらその人のことをもっと知りたいとか。

 

Q.イオンさんが最近考えた疑問を教えてください。私が答えます。

kaikityou

「各々人生の中で色んな"頑張りたいもの"とか"興味の対象"に触れていく訳だけど、結局のところ多くの人って2つとか3つのそれらに落ち着く訳じゃん。

その中でどんな過程でその選択をしていくんだろう」

水無月

「続けるのが苦じゃないもの以外が削げ落ちていくだけ」

 

付録

・イオンさんが「俺このままで良いのかな」って水無月に聞いた時に、水無月はどう答えるか?

これは皆さんへの質問です。

ちなみに僕はこれ一発で答え当てました。

昔よく遊んでたスレッドの話

以前少しだけ触れたことがあると思うのだけど、僕のインターネットの始まりはポケモンの話題を扱う掲示板だった。

ダイヤモンドパールが最新作だった時代に出来た掲示板で、住民の間では「ダイパ広場」と呼ばれていた。より正確に言うと「ダイパ広場」はサイトの名前で、その中に交換板とか対戦板とかみたいないくつかの掲示板を備えていたのだが、今回の話題の中は主に雑談掲示板の話になる。

(初めて夢小説という概念に触れたのが実はこのサイトの小説掲示板だったっていう小ネタがあったりするのだが割愛)

 

雑談掲示板の中でも特に僕がよく訪れていたスレッドがあった。

四大マンション連合という名前のスレッドで、通称YDMと呼ばれていた。詳しいことは覚えていないのだが、同じ掲示板内に「ポケモンヒルズ」「ポケモンおしゃべりクラブ」みたいな建物名を想起させるスレッドが4つあって、そこの住民が集まって出来たのが名前の由来だったはず。自分も設立当時から居た訳ではないのでよく分からない。

かといって元となった4つのスレッドがYDM設立と共に消えたかというとそんなことはなく、普通に並列で動いてた。そこらへんの適当さ、小中学生のインターネットって感じがして楽しいと思う。

 

なんでこのスレッドに自分が定住したのかは正直あんまり思い出せない。なんなら一番最初に適当に選んだスレッドがここでズルズルと居続けていただけじゃないかなーって感じがする。

ただ、思い返すとここの住民の人はなんというかスキル持ちが多かったなぁと思う。

太鼓の達人で全国レベルの腕前を持っている人とか、PC周りの技術的な話題に対して異様に詳しい人とか。あと、昔書いた音MADとの慣れ初めの話で出てくる友人Rもこのスレッドで出会った住人で、彼とだけは未だにTwitterで繋がっている。

あと住民の多くが個人ブログをやっていて、更新した際にはスレの方でも報告をしてみんなに見てもらうみたいな文化があった気がする。

確か僕もこの時期にブログを始めたのだと思う。思えば今の自分は結構ここに形作られているのかも。

 

雑談の内容としてはポケモンの話よりは他の話題の方が多かった記憶がある。各々が壁打ち的に好き勝手に書き込んで、反応できそうな誰かが反応して会話になるみたいな。

チャットではなくて掲示板なので自分が書きこんでから相手の返事が来るまでリロードして… みたいな感じなんだけどほぼほぼ毎日のように会話が続いていた。

↑一例。これは多分マリオサンシャインの話題。

 

上にも近いことを書いたが、YDMは比較的アクティブな人達が多く集まっていたのでこんな感じでwikiなんかを作ったりもしてた。

見てもらえると分かるけど結構読みごたえがあるものになってると思う。

 

会員が各々で作ってるメンバー紹介ページなんかもある。

この魁鋳(読み方:かいい)というのは僕の旧名義だ。

いつ頃からかこれをアルファベット表記したkaiiという名前を使うようになって、今使っているkaikityouという名義はこれに由来したものだったりする。

あとたまーーーーーに話題に上がるヤナギサワという過去名義もこの掲示板で生まれた名義だったりする。

 

趣味:音MAD ← ここカッコ良すぎる

この記事は友人と通話しながら書いているのだが「ありすぎて書けない」が俺っぽいと言われた。俺っぽいらしい。

 

大元のダイパ広場の方は今は殆どの機能が死んでしまっていて過去ログなんかも観れなくなってしまっているのだが、YDMは独自で過去ログを魚拓を取っていたので300スレ目ぐらいまでは参照出来る。

wikiの中にリスト化してまとめたページがあるので興味があれば是非。

 

今以上に至らなかった時代の自分を見せられるのは中々苦しいものがありつつも、当時からの自分の変化とか逆に変わらない部分が観測できるのは楽しいね~って思う。

記録って時には創作以上になると思う。大人になってから「歴史って楽しいな」って思う機会が増えたけど、多分それと近しい感情。

にしても1スレッド1000件書き込めてそれが300スレってまぁ膨大だな。

 

で、殆どの機能が死んでしまったとは言いつつも雑談掲示板の機能自体は一応生きているらしく、今でも月一ぐらいの頻度で書き込みが行われているっぽい。

上はYDMの元となったスレッドの一つであるポケモンヒルズのログ。書き込み主の名前、全員見覚えあって凄く感動してしまった。

 

せっかくなので、自分も書き込んでみた。

書き込んだ後に出てくる画像がマナフィなのがもう時代を感じる。

 

 

では ノシ

超軽く記事書く

あまりにもアウトプットをしてないので久々に書く。

弊ブログ、金沢行ったときの記事を重く見すぎていて気軽に記事が書けなくなってしまったという弊害が生まれているのでそれを断ち切る為にも軽い気持ちで。

 

まず今の状況なんですが、1月から新しい会社に転職して、2月から一人暮らしを始めました。

自分の学歴とか経験とか考えると有り得ないぐらい良い会社に転職出来たなあって思います。相談乗ってくれた方とか応援してくれた方々ありがとうございました。

そろそろ半年なので試用期間が終わって正式に正社員になります。前の職場をかなりスピード退社してしまったのが結構トラウマになっていたのですが、今の会社とは特に何にもないので前の職場との相性が悪かっただけなんだなぁと少しポジティブになれました。

 

で、2月から始めた一人暮らしの話。

1月まで暮らしていた実家は東京都はいえ都心に出ようとするとかなり時間がかかってしまい、機動力に大きな制約があると感じていたので都心に近いところに引っ越しました。実家から電車でだいたい1時間ぐらいのところ。

ちなみに親に一人暮らしの話をしたのは蓮ノ空1st東京Day2の翌日でした。あの時の野中ここなさんの言葉に本当に勇気をもらっているなぁと感じます。

 

一応ご飯は基本的に自炊です。仕事の時にもお弁当を持って行ってます。

野菜って一人暮らしだと使うの相当大変だなぁって思います。この間キャベツとレタスを腐らせました。

サラダチキンを毎週作ってます。あれ出来たてで食べるのが一番美味いです。

 

 

飽きたのでやめます。ではまた。

直近の参加合作についての色々

三か月も更新空くのはかなり久しぶりな気がします。色々忙しかったんですよね…

金沢行ったときの記録とかはちゃんと後で書きます。去年のある程度の振り返りとか今の状況とかも多分ちゃんと書きます。

 

でも今回だけはタイトルにもなってる合作の振り返りの話をさせてくれ~~~~~~!!!!!!

投稿日順!結構明け透けに書きます!

 

Z会桜浪紀 最高の教育で、未来をひらく。

こち横さん(user/89667233)主宰のZ会合作です。パート制作ではなく、運営としての参加です。

最初にお話を聞いたのは2022年6月で、運営として正式に招待されたのは同年の11月でした。

こち横さんが何か面白いことを考える → 他の運営がそのディティールを深めて、具体的に実現可能な領域に持っていく ということを繰り返す合作だったような気がします。

多分なんですが、音MDM主宰の那須ピーマンさんとかなり近いポジションだと思います。

 

正直に申し上げると、他の運営に比べると自分はあまり合作に貢献出来た方ではなかったです。

構想について口を出したのは「蛇足を減らそう」とか「季節感を大事に」みたいな大雑把な部分が主だったと思います。分かりやすく簡潔にするべきだと思った。

 

26Kさんの記事の中だと僕とこち横さんは共にZ会ファンとして扱われているのですが、今なお自ら合作を主宰するぐらいにはZ会MADを追い続けているこち横さんと比べて、僕はここ数年ぐらいのZ会MADにはあまり魅力を感じられていなかったりします。

上がるMADの出来とかではなく、素材自体に対してあんまりポテンシャルを感じられていないという話です。表現もネタも出尽くしてしまって、実質的に曲の良さとか技術力で戦うことがメインとなってしまっている印象が強いです。

 

秋のパート群には元々リーだけではなく、秀才やユージを単独でフォーカスした別曲のパートも入る予定だったのですが、それらは全て『群青』に集約されることになります。

これは僕が提案したことだったと記憶しているのですが、これは「勉強シロイド素材にそこまでの耐久性はもう無いので、一つ一つの展開をスパン早めで回した方が飽きづらそう」という考えがありました。

今考えるとこれが僕がこの合作に対して出来た一番の貢献ってこの部分な気がする。

 

構想を練る段階よりも告知制作とかの部分で少し手を動かした方が具体的な仕事と言えそうな気がします。ただでさえ時間がないはずのこち横さんがドンドンと仕事を増やしていて大変なことになっていたので、それを一部巻き取る役割。

 

既に出来上がっているストーリーに対して各パートの担当者たちが各々の解釈で肉付けをして、音MADとして出来上がっていく様はかなり壮観でした。全体的に「脚本としてはこう言ってるけど実現できるのか…?」と思ってしまうような表現のハードルを軽々と越えてきてくれたと思っています。

特に印象的だったのは『アルティメットセンパイ』の音声が上がってきた瞬間です。元々「ヤンクミ(本物)が亀井を励ます」という内容は分かり切っていたのに、実際に上がってきた音声が想像の100倍ぐらいアツくて興奮した記憶。

 

いざ合作が投稿されて嬉しかったのが、ニコニコ動画の視聴者が自分の予想以上に行間を読み解く力を持っていたことです。

今回の合作って主に主宰と脚本担当が細かい部分でのネタの仕込みに拘っていたのですが、正直僕は「あんまりそういう部分は気付かれないのではないか」と悲観的に考えていて、そこら辺に対しての意見出しはあんまりしませんでした。

基本的に「亀井有馬が東大合格を目指して勉強する一年間」以外の描写はさして重要だと思わなかった。なんなら浪人していることすら個人的には重視していなかったまでありますね…

 

ただ、実際に合作が投稿されてみるとかなり嬉しい誤算で、かなり多くの仕込みにコメントでツッコミが入る状況でした。

 

「浪人だから春は有利」

「浪人の最初は模試でいい成績でがちなのはあるある」

 

これはLixyさんの記事の中でも触れられている部分ですね。

春の模試の結果に慢心して勉強を放棄した亀井が金八先生に喝を入れられるのがハピマテパートです。

自分の至らない部分を怒ってくれる人がいるの、かなり恵まれた浪人生と言えるんじゃないか…?

 

「ここもしかして1浪してるからエロゲが出来るって事か」

 

これも大正解。

ニコニコ動画の視聴者層を完全に舐めていたなぁと思わされた瞬間でした。

 

脚本の意図とは少し違うことですが、各々がそれぞれの解釈をコメントしてくれるのも凄く面白かったです。

ラグトレインパートの映像に映りこんでる人達のことを「同じ大学受けるんやろな」って解釈してるの大好き。

この辺り、運営として脚本を作る段階から関わっている人間だからこそ感じる面白さもある気がしています。

 

共に2023年を一緒に駆け抜けた大事な合作です。

参加者の皆様、運営の皆様、本当にありがとうございました。

 

余談ですが、この記事の中で言ってる「同じ合作に参加している方々等は仲良くしましょう」というのは、主にこの合作のことを指しています。

実際のところ、こち横さんLixyさん26Kさん辺りとの強い繋がりが出来たのは間違いなくこの合作の影響です。あと、たいうおさんともこの合作経由で久しぶりにお話をしたりしましたね。

遡れば2021年に音MAD Advent Calendarの開催を決めたのもこち横さん主宰のZ会永絆録がキッカケになっているので、こち横さんが僕に与えた影響は地味に大きいと言えるのかも。

 

それではこち横さん、

ラブライブ!サンシャイン!!』の音MAD、

楽しみに待ってます。

 

 

 

 

 

ブコメ合作 -rush to you-

かっぱさん(user/28794844)主宰の、ラブコメ作品を題材にした合作。

去年は台詞合わせ主体の音MADに重きを置いていた時期だったので、こういうタイプの音MAD合作に呼んでもらえることはかなり嬉しかったです。

メドレー全体を通して朝→昼→夕→夜→二回目の朝… みたいな感じで雰囲気が移り変わっていく合作で、僕が担当した『花の塔』は夕方辺りの想定でした。

 

僕は『僕の心のヤバいやつ』を題材にしたパートで参加しました。

実は今回の合作は主宰から曲と作品を指定されている参加者が殆どなのですが、実は僕は参加時点で元作品すら見ていませんでした。

 

「かっぱさんはどういう意図で僕にこの作品のパートを指定してきたのだろう…」と思いつつ元作品を見ると大いに納得したというか、なんでこの人はここまで僕に刺さりそうな作品をチョイスしてきたのかと思わされました。

主人公の市川京太郎の面倒くささとか、感情に対しての名前の付け方にあまりにも覚えがあって、他人事とは思えない作品でした。去年は色々と感情の揺れ動きが大きかった年なのですが、あらゆる感情のブースターになったのはこの作品だったと思います。

この作品のおかげで好きなものを更に好きになれたし、その感情のおかげで僕ヤバ自体のことももっと好きになれた。まさに無限ループ。

 

組み合わせる曲として『花の塔』というチョイスも本当に完璧。山田との出会いによって市川の世界が染まっていく様を見事に現した選曲だと思います。

というか『花の塔』も自分事の曲過ぎるんですよね…

 

そんな訳で、曲も作品もどちらも大好きになってしまったので、ここのパートに対して話せる部分って実はそんなになかったりします。

僕ヤバの好きな台詞を置いただけですね… 普段作ってる個人作と同じような意識で作りました。

強いて言えば、色調にはいつもよりは力を入れたと言えるのかもしれないです。「撮影処理」と呼ばれそうなことを初めて試しました。

 

この手の合作の良いところの一つに、自分が好きな題材に一番合う曲を一番ベストな尺で使えるという部分があると思っています。例えば『花の塔』は間違いなく僕ヤバと同じ世界観の曲だと言えるけど、音MAD的に考えるとサビが正直作りづらすぎる…

そんな訳で、今回このような形で僕ヤバ×花の塔の音MADを一番良い環境で作らせて頂けたのはかなり有難いことだと思っています。

 

この合作とメドレーは自分の中で少し特別な存在で、一つだけ目論んで動いていることがあったりします。

時が来たら是非。誰かを巻き込むような類の話ではないです。

 

 

 

 

 

KIRA CANTABILE キラカンタービレ♪

TBさん(user/64948991)主宰のデスノート合作です。

投稿日的には一番最後ですが、実は招待は3つの中で一番最初だったりします。

 

なんとこのツイートをした直後にDiscordの方で連絡が来ました。日付すら変わってない。

ニコカンタービレは凄く好きなメドレーだったのと、期間が相当に長かったのでまぁ何かしら出来るだろうということで参加。結局のところ作業時間は最後の方に固まるのですが…

あと、結果論だけど翌年の2023年の音MADのモチベは過去最高級だったと思います。

 

担当パートは主に以下の4つ。

重ねが多いメドレーですがメインメロディの方のみを通常サイズの文字で記載。

 

51.PPAP

52.Got the Groove(裏:53.ハンマーBGM)

54.TOWN(音声)

55.サウンドスケープ(裏:56.Shine!!、57.星獣戦隊ギンガマン)

 

今回の合作に参加した一番大きな理由はサウンドスケープパートの存在です。ユーフォが大好きなので…

招待が来た時点でサウンドスケープを担当したいとは思っていて、前3パートはサウンドスケープまでの流れを作る為にパートを取得した感じです。

以下、曲ごとの簡単な振り返り。

 

PPAP

PPAPパートだけは最初から具体的な構成を決めていて、去年の6月ぐらいには映像ごと提出していたはず。後の3パートは作りながら考えた形になります。

実写版のリュークPPAP踊る動画の存在はもちろん知ってますが、今回はMAD的に行くべきだと思ったので使いませんでした。

 

・Got the Groove(死にたい)

Got the Grooveは完成までに2回ネタを変更しています。第一案はPPAPに引き続きのシブタクパートで、第二案は月がトントン相撲をやるパートの想定でした(?)。

2月の初めごろに告知動画が上がってきて「月くん38とかオッサンじゃん…」とか考えてるうちに「これネタにした方が作りやすそう」と思い急遽ネタ変更。38歳ネタを思いついてから完成まではかなり早かったですね。国際合作で日本の芸能人がたくさん出てくるパートって結構不思議かも。

分かりづらいかもしれないけど、月くんがフキダシで絵文字を使ってるのは38歳だとオッサン構文を使っててもおかしくなさそうな歳だと感じたからです。

 

松山ケンイチさんは実写映画版でLを担当したので一番目立つところに。

画像の関係で目立ちにくい位置になってしまったのですが、小池徹平さんはミュージカル版でLを担当してます。

 

・TOWN(てってってー)

TOWNはメドレーのアレンジ的にこういう路線しか無いだろうと思っていたので、すんなり音声が埋まりました。

ただ、自分はカッコいい映像を作ることが苦手なので、映像はTBさんにお願いすることになりました。元々モノクロっぽくしたいということは考えていて、100点満点に近い映像を作って頂けたと思っています。ありがとうございました。

 

サウンドスケープ

大本命のサウンドスケープパートです!流石に一番難産だった!

「ユーフォがニコニコだとそこまで有名ではないので人力は盛り上がらなさそう」「ネタパートで行くにしては曲が長すぎる」等、いくつか悩む点はあったのですが、去年の4月ぐらいの段階で既にデスけで行くことは決めてました。適度にシリアスだし特別感もあるので悪くない選択だったんじゃないかと思ってます。

制作開始当時デスけを見ていなかったことや、実写素材でシリアスなストーリーラインを追っていくような音MADが殆ど無かったこと等、悩むことは多かったものの、出来上がった動画は比較的満足しています。

 

めちゃくちゃ参考にしました。

実写素材はアニメ素材に比べてどうしても動きが少なくなってしまうのでテキストやトランジションでの動きを増やすことを意識しました。

 

デスけ、デスノートのメディアミックス企画としては意外と悪くないクオリティなんじゃないかと思ってます。天才同士の対決という原作の最大の特徴を薄めてしまっているのでどうしても公式二次創作みたいな作品にはなってしまうのですが、例えばヨツバキラ編でノートを放棄する際に「ノートを拾わなかった時の自分の正義感」を信じるような描写が入っているのはかなり見事だと思いました。

夜9時台に流すテレビドラマとしての配慮は感じつつも、原作をきちんと読み込んで作られた作品じゃないかと思っています。

 

 

ようこそジャパリパークへ

そして上の4パートとは別に、もう一つ担当したのが『133.ようこそジャパリパークへです。

 

ここ、言い出しっぺは自分だったりします。

ジャパリパークがメドレーのラストパートで、偶然にも合作参加者の中にですのフレンズ全組の担当者(sm30726054組は当時自分のみ)が揃っていたので何かやりたいなぁ~と思い、順番に声を掛けていきました。

この時点ではどういう形式で制作するのかは特に決めておらず、四画面比較を提案してくれたのはtokachiさんでした。

全員を揃えることは不可能だったので、動画として成立することを最優先して急遽四角さんにも手伝って頂いた形になります。

 

この部分のパート分けについて気になるという方をTwitterで見かけたのですが、一画面ごとに別々の担当者が音声と映像を作って後でそれをまとめています。

左上(sm30720197)と右下(sm30726054)以外はですのフレンズ各作品と同じ作者が自分の動画を完全リメイクしている形になります。例外二つは映像か音声のどちらかが当時とは違う担当者になっています。

コンセプトとしてはリメイク元の動画群を意識しつつ今の技術で… という感じです。

各作者から提出されてきた「単品」を見るとよく分かるのですが、各々当時からの成長が感じられて、進捗が上がってくるのが楽しかったです。7年経ってますからね…

 

一番最後のスタッフロールに該当する部分はtokachiさんとめがっちPさんのデスノMAD二大巨頭に担当してもらっています。

めがっちPさんは過去に別の動画(sm31123477)でもジャパリバスの演出をやっているのですが、これまた当時よりも明らかに水準が上がっていて素晴らしいですね。

最後の最後まで参加者に変動が起こり得る形式の合作だったので、スタッフ紹介の文字列は主宰のTBさんに映像まとめの際に一緒にやってもらっています。

 

以上、パートごとの振り返りでした。

 

 

合作に参加して一番有難かったのが、デスノートの各メディアを見返すいい機会になったことでしょうか…

原作コミックやアニメはもちろん、今まで見たことのなかった実写ドラマ版だったりネトフリ版の映画を見たのも今回がキッカケです。他にもソシャゲとのコラボの情報を調べたりもしました。

僕はバカヤロイドとかじゃなくてそもそもデスノートが好きなんだなぁと再認識。

 

国際合作って色々な事情から完成しないで頓挫していくものもかなりたくさんありますが、今回無事に夜神月誕生祭の当日に投稿できたのは間違いなく主宰のTBさんの意欲によるものだと思います。

パート表を見て頂ければ分かると思うのですが、物凄い数のパートを担当しています。

本当にお疲れ様でした。

 

 

 

 

---

という訳で、直近で参加した合作の振り返りでした。

12月頃から、自分が関わった合作が断続的に投稿される時期だったのですが、デスノ合作が終わったことで一区切りついた感じがあります。

どれも楽しかったです。お誘い頂きありがとうございました。

金沢に行ってきました その1

今年の年末のボスラッシュが一通り落ち着いたので、ご褒美に5月以来の金沢に行ってきました。

転職と引っ越しとコミケ準備と合作!人生で一番忙しかったまであるかもしれない!

もちろん蓮ノ空の聖地巡礼です!とはいえ5月の時にモデル地的な場所は回り尽くしていて、今回はどちらかというと観光の方に比重を置いた形になります。

 

12/22 8:00ぐらい

金沢着!この門を見ると金沢来た!って感じがします。

 

この日の金沢はニュースになるぐらいの大雪が降っていて、正直「行く時期完全に間違えたな…?」と思うタイミングも結構ありましたし、初めて金沢に行く人にはあんまりオススメしないかも… 積雪の中を歩くのってやっぱり体力使うので…

ただ自分は冬の景色が大好きなので、金沢の冬を自分の目で見られたことはやっぱり嬉しかったです。

 

金沢に着いてからはとりあえず移動。店も開いてなかったことですし。

歩きながら周り観てたんですけど、やっぱり雪が多い地域は何かと大変そうだなぁって思ってしまいましたね。

証券会社の社員さん達がスーツ姿で雪掻きしてたのは中々衝撃でした。

 

近江町市場。飲食店はだいたい9:00から開店。

 

ひがし茶屋街。

かなりの早朝だったことが幸いして、人が全く映ってない写真が撮れました。

正直言うとひがし茶屋街ってフォトスポットとしての目的以外で何しに行けばいいか分かってないかも…

 

SR日野下花帆「素顔のピクセル」。多分ここだと思う。

凄く野暮なこと言うんですけど、ひがし茶屋街の中って食べ歩き禁止なんですよね。

 

っていうか今見返してみたらこの梢センパイ可愛すぎない!?普段もっと大人っぽいのに!

この花帆ちゃんのカードの対になってる梢センパイのカードのボイスが103期生加入から半年が経った後の変化を感じさせる内容になっているんですけど、そういうことを考えると凄く感慨深い… 花帆ちゃんの前で少しずつ肩の力を抜けるようになっていったんだなぁと…

 

12/22 10:30

約束の場所!卯辰山公園見晴台!

 

雪景色のここに来れたの、そのタイミングが人生最終回でも全然良いなぁって思えましたね。P3のラストシーンすぎ。

 

地元のご年配の方と遭遇して「なんでこんなところ来たの?」と聞かれて「最近アニメで使われたんですよ」みたいな会話をしたり。

「来てくれてありがとうねぇ」って言われたの凄く嬉しかった。

この旅の中では結構そういう地元の人とお話する機会がたくさんあって、孤独の旅の自分としては少し嬉しかったです。

 

雪が降ったり止んだりする見晴台を堪能していたら気付いたら30分ぐらい経ってました。

 

梅沢富美男もここで育ってます!

 

12/22 11:00

下山!ひたすら移動!

 

この辺りの時間帯が特に天候状況が芳しくなくて、雹とか降ってました!

しかもまともに歩いていられないぐらいの強風も吹いてて、この辺りの時間帯は「絶対金沢今じゃねぇ!」とか思いましたね。

風で「溺れそう」って感想出てくるの流石に人生初めてだった。

 

@lovelive_official 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 金沢あるある「冬でも雷」 #蓮ノ空 #リンクラ #lovelive ♬ オリジナル楽曲 - ラブライブ!シリーズ公式

これマジでした。梢センパイは嘘吐かない。

そもそも雪と雷って両立するんだっていう驚き。

 

12/22 12:30

老舗洋食屋のグリルオーツカさん!!!

前回金沢に来たときはまだ卵嫌いを克服出来ていなくて食べられなかったので、今回の旅においては一番と言ってもいいぐらいに楽しみにしていたお店!!

メイン通りからちょっとだけ外れているので目立ちにくいと言えると思うんですが、それでも席が殆ど埋まっていて自分自身他の人との相席になったのでやっぱり人気店なんだろうなと。

 

卵嫌い克服の記事。

 

調べてみたらせーはすの方でスリブのキャストのお二人が来ていたとのことで、そういう意味でも楽しみでした。

 

こちらハントンライス

東京だと二店舗だけ食べられるお店が二店舗しかない金沢のソウルフード!花帆ちゃんの好物!

ケチャップライスの上にトロトロの卵を載せた、オムライスの半分みたいな料理です。上に載ってるのは魚系のフライ。

 

オムライスの半分とか説明しちゃったんですけど、実態としては全く違う感じがします。

オムライスとは比べ物にならないぐらいのトロトロで、中に入ってるケチャップライスを全く邪魔しない感じ。

そこに絡んでくるタルタルソースの味が凄く良く合っていてとても美味しかったです。

東京でも是非もっと食べたいですね~。

 

楡井希美さんと花宮初奈さんのサイン!有名店だけあって、他にもかなりの数のサイン色紙が飾ってありました。

店内には蓮ノ空のキービジュアルのポスターも飾ってありました。

 

サイン撮影した後に「ちょうどお客様のお席に座っていらっしゃったんですよ」と言われてホッコリ。動画を見てみたら花宮初奈さんの方の席でした。

あの人たちも同じ空間でご飯食べてた時間があったんだなぁって実感できるのもそうだし、わざわざそれを教えてくれること自体も嬉しかったです。ファンであることを許容されることが最近凄く嬉しい。

 

あんまり声優オタク的なアレを出したくはないんですけど、花宮初奈さんのことかなり好きなんですよね。凄く誠実な方だと感じています。スポ報のインタビュー記事読んだ時とか正直大泣きしてしまった。

楡井希美さんも先日の1st東京Day2でのMCで自分が一番欲しかった言葉を言ってくれた方の一人なのでとても感謝しています。

動画見てみたら楡井希美さんがハントンライス食べてる姿可愛すぎる。

 

12/22 14:00

21世紀博物館のあの有名なプールの入場予約をこの時間で取っていたので。

前回金沢に来たときは一週間前から予約を取れるシステムになっていたのでかなり入念な準備が必要だったのですが、今は当日予約のみだったので自分みたいな行き当たりばったり人間にはラッキーと言えます。

 

有名なプール。

 

ここ、今まであんまり仕組みが分かってなかったんですけど、実はプールの底だけじゃなくてプールの上からの視点も合わさって初めて作品になる感じ。

お互いに向こう側の見え方がなんか変なんですよね。

 

あんまり写真撮るの野暮だよな~と思ったので写真はそんなにないです。

実は21世紀博物館自体初めて入ったんですけど、結構体験型の展示が多かった印象。

 

12/22 16:00

香林坊を突っ切ってにし茶屋街の方に!

ひがし茶屋街と比べるとちょっと小さいけど、カジュアルに楽しみやすいのは割とこっちなんじゃないかなって気がします。

茶店とか甘味処もこっちの方が多かった気がする?ひがしの方は結構ガッツリしたお店が多いんですよね。

 

手裏剣投げ体験ができるお店。5つ300円とかだったかな。

まっすぐ投げるのは意外と簡単なんですけど、ちゃんと壁に刺すのは難しかったです。

手首のスナップが結構大事になる感じ。

 

ここのお店の2Fに武器ミュージアム?みたいなところがあるらしくて、次来た時には行ってみてもいいかもなぁって思いました。

 

12/22 16:30-17:00ぐらい

何も考えずにひたすら移動!この辺りの時間マジでバカすぎた!

画像

馬鹿じゃないのこの人。

 

12/22 17:30

歩いている途中で「流石にヤバい!」と思いバスで金沢駅に!

 

この旅の中で一番いい写真流石にこれだと思う。

というかこの写真だけでも雪の凄さ分かるよね多分!そんな長距離歩いて良い雪じゃないよこれ!

 

金沢フォーラス内の蓮ノ空ゲーマーズ。移転後は初めて。

地味にポケセン金沢と同じフロアに移転しました。

 

この2日前の12月20日が藤島慈ちゃんの誕生日だったので展示コーナー!!!!めぐちゃん本当に好き~~~!!!!

ちょっと前に出てきたUR「Secret Christmas」の特訓ボイスがほんとにね~~~!!!

「その時に"一生推す"って思ってくれたその気持ちが嬉しい」っていうの、自分がずっと蓮ノ空に抱いてる感情に対しての許容という感じで、一方でこんなこと言ってくれてる子に対して一瞬でも心の底からそれを言えない自分に対しての腹立たしさとか色々な感情が湧いてしまって凄かったです。

 

駅の中の8番らーめん!金沢のソウルフード

 

なんかいい感じのセット!

8番らーめんは野菜がたくさん入ってるのが特徴なのかな。

スープの味噌味が凄く美味しかったです。

 

@lovelive_official 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 金沢あるある「なんでやろ、8番」 #蓮ノ空 #リンクラ #lovelive ♬ Dream Believers - 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

なんでやろ。

 

12/22 21:30ぐらい

ホテルの部屋でお酒を飲みながらZ会合作の完成披露試写会通話!

合作の投稿前に参加者が一堂に同じ通話に会するっていうのまず初めて見たんですけど、あれって普通なんですかね?

 

スーパー金沢セット!

 

金沢最高かよ 酒がうめえぜ

 

という訳で投稿されました!Z会桜浪紀!

ストーリー調の音MAD合作です!何度も見ることでドンドン面白くなっていくタイプの合作だと思います。

一年ぐらい運営として関わってたので流石に感慨深いです。

今年は間違いなく人生で一番楽しい年だったんですけど、一つにはこの合作が裏で常に動き続けていたことも理由としてあると思います。

 

凄く個人的なアレ言うんですけど、四季を巡りながら冬のビッグイベントにだんだん近付いていくという仕組みが今年一番ハマってたコンテンツの蓮ノ空とよく似ていて、勝手に色んなシンパシーを感じてました。蓮ノ空が出てきた時期と被っていないので合作に自分のそういうアレは全く反映されてないです。

蓮ノ空の12月辺りのストーリーって「これから先ラブライブ北陸大会に挑戦します」っていう段階だったんですけど「これ完全にZ会合作の『ラグトレイン』パートだよなぁ~」みたいなことを一人で思ってました。

 

流石にZ会合作の具体的なお話はここでする訳ないのでそのうち別の記事で!

書かない可能性も全然ある!

 

 

キリが良いのでここらへんで!結果的になんですけど1日目編になりました。

2日目編、もしかしたら年明けてからになるかも。

2023/11/19 思考メモ(蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ1st Live Tour 東京公演に行ってきました)

蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ1st Live Tour 東京公演、両日行ってきました。

 

本当に楽しかったし嬉しかったです。

「ここまで蓮ノ空を追ってきて本当に良かった」と心の底から思えるようなライブでした。泣きすぎて腕動かせないわ声も出なくなるわでてんやわんやでした。

もうちょっと色々書きたかったので長くなります。ここから先は全部蛇足だと思ってもらって全然良いです。上のやつが全てです。

というか今も泣きながら文章書くハメになってます。大好きです蓮ノ空。大好きであることが肯定されることも含めて大好きです。サメのぬいぐるみを抱きしめながらキーボードを叩いてます。

初めてグッズ付きのアーカイブチケット買いました。

 

例の如くですけど誰かが読むこと、全く想定してないです。

僕が今思ってることをずっと書いていきます。だから多分順番とかもグチャグチャです。

 

僕が蓮ノ空に初めて触れたのは今年の4/29で、沼津から帰る時の友人の車の中でした。
その友人はラブライブシリーズ全曲(多分)を入れたプレイリストを作っていて、その中に当時発売したばっかりのスリブとドルケのシングルCDの曲も入っていたって感じです。その友人は当時は蓮ノ空は全然追ってなかったみたいなんですけど。

シャッフル再生で色々流れてくる中で『AWOKE』が流れてきて、理由は全く分からないんですけど「このコンテンツ触れた方が絶対良いぞ」って感じて、とりあえずその場では自分のSpotifyでその曲をメモがてらお気に入りリストに入れておきました。

帰って日付が変わってすぐぐらいのタイミングで、スマホの中の音楽ファイルとか整理しまくって、何とかリンクラのアプリを入れました。

その後すぐにストーリーを読み始めて一週間ぐらいで最新話まで追いついた記憶があります。

アプリを入れたタイミングがかなり良くて、4月度Fes×Liveもちゃんと見れてます。カメラもかなり自在に動かせるし、初披露の新曲とかやってくるし、なんか凄いことやってるな、と感じた記憶。

あとアプリ内で初めてWith×Meetsを見た時は「録音だろうな」って思ってたんですけど、樋口楓の番組にドルケの二人が出てるアーカイブを見て「これ生なの!?」って驚いたりしました。

 

蓮ノ空絡みの僕のムーブ、何故か色々とかなり迅速で、アプリを入れた5日後にイベントの先行申し込みとかやってます。
アプリ入れて一ヶ月以内に金沢行ったりしましたね。当時は時間があったからっていうのもあるかも。

 

前置き長くなりすぎちゃった。

 

アプリが本格始動してすぐ辺りの蓮ノ空、かなり勢いが凄かったんですよ。毎日のように何かやってた。
当時の僕が感じたのは「いやこれ続く訳がないな」でした。コンテンツの供給がそんなにずっと続く訳もないし、僕自身の興味も正直そんな長く続くとは思えなかった。

なんなら「三週間後には完全に飽きてCD売りに行ってるかもな」って気持ちでイベントの当選メール見た記憶。

 

ただ、僕はそれをあんまり悲観的には思っていなかったです。別に飽きる時は去ることに対して未練はないのだろうし、それよりも好きなことが見つかるならそれは素晴らしいことだろうぐらいには思ってた。

でも「これだけ面白くてハマってる作品を簡単に忘れちゃうの、あまりにも勿体ないよな」ということは感じていて、だからその時の自分の感情を保存しておける「創作」っていう表現の素晴らしさを実感した、みたいな。

この辺りから自分の蓮ノ空に対しての想いっていうのが少し強くなっていた感覚があります。蓮ノ空自体がそもそも一瞬で過ぎる時間を物語として閉じ込めたアルバムみたいな作品なので、これを素晴らしいと思うのならば自分がやってきたことも同様に素晴らしいことなのだ、という論理が成立した。

 

その後もなんだかんだで追い続けるんですが、9月のFes×Liveでスリーズブーケの新曲として『素顔のピクセル』という曲が披露されます。

写真を題材にした曲なんですけど「点と点がくっついていく度に解像度上がって鮮明だ」とか「何一つ無駄じゃない」とか「そこにある一瞬を永遠にしよう」とか、僕が蓮ノ空を追いながら考えていたことが全て反映されているような歌詞で、初めて聞いた時点で大好きになりました。

印象としては尊敬し続けていた師匠に認められた気持ち。「お前は間違っていないからそのまま進め」って丸を付けられた気分。

 

その時のFes×Liveで6人verでの『Dream Believers』が初披露されたりとか、そのタイミングで追加されたカードのボイスが半年間の物語を経た6人の変化を感じさせるような内容になっていて、自分の中での蓮ノ空の二つ目の上振れが始まったという感覚があります。

「僕は努力が苦手だ」と言っていた綴理が努力を始めることを名言したりだとか、梢先輩が花帆を二人でのお出かけに誘ったりとか。

慈が戻ってきて時が動き始めた感覚が凄かった。

Fes×Liveの翌日辺り、余韻でずっと泣いてた記憶がある。

 

9月のFes×Liveで披露された曲でもう一曲書いておきたいのがあって、みらくらぱーくの『アイデンティティ』という曲です。

要約すると頑張る人を応援する曲。

「苦手を克服出来たなら偉いって褒めてあげるの」とか「報われない努力にも出会うけど抱きしめてあげるの」とか。僕が今人生を頑張らなきゃいけないタイミングなこともあって完全に自分事としてこの曲を聴いてしまっていて、今日のライブで流れた時もボロボロ泣いてしまった。

というか『素顔のピクセル』→『アイデンティティ』っていう組み合わせ、完全に自分を狙いに来ていると思う。ここのせいで腕触れないし声も出せないぐらいに泣いたんですよ。

 

今日のMCの話なんですけど、野中ここなさんが話してた「もしかしたら日々辛いこともあって、立ち止まっちゃって蓮ノ空のみんなとは少し横並びじゃなくなってしまう人もいるかもしれないけど、そんな時は私たち12人が引っ張ったり背中を押すから安心してください」っていう言葉が凄く印象に残ってます。

上の創作についての話とも少し関係するんですけど、僕はこの作品を自分の中で永遠にする為に一番必要なことって「作品に影響を受けた自分がずっと続いていくこと」だと思ってます。なんというか「あの作品があったから今の自分があります」って未来の自分が言う感じのイメージ。

僕はそういう作品が一つ明確にあって、それは『安達としまむら』です。体育館で一緒にサボっている安達と一緒に前に進むためにしまむらが「一緒に授業を受けて二年生になった方が多分楽しいよ」って言って安達を授業に連れ出すシーンがあるんですけど、僕はその台詞のおかげで労働が出来るようになったと思ってます。そんなんでいいんだ、みたいな。

 

そういう考えは7月ぐらいからずっと考えてて、だからその第一歩として一人暮らしを始めようとした、みたいな感じです。今はちょっと状況が止まっちゃってるんですけど。

ある意味僕は蓮ノ空という作品に対してそういう風に期待をしているんだと思います。だからいわば作品との境界ともいえるキャストの方から自分が蓮ノ空に対して込めた期待に対して「安心してください」って言ってくれたのはたまらなく嬉しかったです。

作品と会話が出来ているみたいで。

 

これはDay1の時の話なんですけど、自分の席の真横のところでトロッコが止まってくれまして。

スリブ組が乗ってたんですけど、自分の隣の席の方が梢推しでかなり分かりやすい恰好をしていたこともあって、明らかなファンサされてたんですよ。

流石にあの距離だったら真横に居た自分も目には入ってるんだろうなって考えて、応援している対象から自分の姿が認められることって明らかに嬉しいことだよな、って思いました。

 

それが昨日の出来事で、今日のMCでの楡井希美さんの話なんですけど。

「皆さんが応援してくれているから私たちはここに立てています」っていうことを言っていたんですけど、昨日のそういう出来事があった後だと、僕たちが貰った愛を認めてもらって、それに対して更に愛を返して貰ってるみたいで本当に嬉しくて思わず泣いてしまった。

正直どこの世界でも聞くような言葉ではあるんですけど、それってどこの世界でもゆるぎない真実だからだったりするのかなとかちょっと思った。

 

自分なりの言葉で「好きです」を伝えようとしている相手から「伝わってます。聞こえてます。そんなあなたの事が好きです」と返された感じ。

HoneyWorksの『ファンサ』って曲があるんですけど、あの曲のっけで「気のせいじゃない 目は合ってるよ」って歌詞入ってくるの凄すぎませんか。

勇気とか前に進むやる気みたいなものをたくさん貰えた気がします。

 

ニジガクの4thライブの時にも思ったことなんですけど、あの人達も人間なんだよなとか、ライブの時の会場ってペンライトの光がそこら中にあって凄く綺麗なんだよなとか。

もしあれが全部消えたら真っ暗で相当不安なんじゃないかみたいな。そう考えると自分達にも明確に価値があるのかなって。道を見失わないように灯りを灯してるみたいな。

そんなことを思ったので、ライブの帰りにレターセットを買うなどしてみた。

 

突然キャラクター側の話になるんですけど、僕は日々の生活品の中にオタク要素を溶け込ませることはあんまりしないようにしてます。リュックにキーホルダー付けたりとかみたいな話ね。

自分の好きなものって別にそんなにアピールする必要ないだろ、みたいに思ってるので。

でもこの二日間でちょっとだけ思ったことがあって、僕がそういうものを使っていたらそのキャラクター達は喜んだりするのかなって。

僕は間違いなく彼女達のことが大好きなんですけど、それが分かりやすい形で伝わらないと彼女達を不安にさせてしまうかもしれないな、とか。

多分今後も付けることはないと思うんだけど、こういうことは頭の中に入れておいてもいいのかも。

 

こういう感情も後で読み返せるように残しておかないとすぐにどっかに消えちゃうんだよなぁ、と思うとすごく勿体無いと思ったので、今こうやって長めの文章書いてます。

蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ、本当に大好きです。愛してます。