急に振り返りたくなったので、Z会復習帖ED「夢路らびりんす」パートの解説をします。
(16:00辺り~)
技術系じゃなくてストーリー解説系でこういう記事書くのかなりダサくないか?とは思うんですが、伝わってなかったら一番ダサいのと、よく考えたらそもそも僕はダサい存在なので書くことにしました。
単純にハイコンテクストだったとも思ってます。
まず前提としてあるのが、合作自体が「Z会歴戦譚」シリーズの影響を強く受けているということです。
一つのZ会合作と言うよりはZ会歴戦譚シリーズの続きを勝手に作ろう!ぐらいのレベルで意識してました。
Z会歴戦譚シリーズの歴代EDはそれぞれテーマがしっかりしてます。
それは合作のサブタイトルとも関係してて、初代から順に「合格」「留年(落第)」「卒業」だと思ってます。Ⅱだけちょっと曖昧。
で、そこに続くテーマは何だろうと思った時に、個人的には「就職」だと考えました。これは合作の立ち上げの時からずっと根底にあって、Z会のバカガキが亀井有馬という一人の人間になっていくみたいな演出をやりたいと考えてました。
それを踏まえてEDパート制作に入りました。
構成をかなり大雑把に説明するとZ会定番ネタ→それぞれの努力→進路決定→締めみたいな感じでしょうか。
基本的に演者本人の略歴をZ会素材を交えてなぞっていくという構成です。
作りながら、歴戦譚Ⅲのifルートみたいだなぁって思いました。
イントロ:Z会定番ネタパート
歴戦譚EDでおなじみのアレ。のんのんびより合作に逆輸入されたりもしましたね。
曲はのんのんじゃないけど、定番ネタなので入れました。
Z会のロゴをボコボコにした後、4人の各々の努力のパートになります。
Aメロ~Bメロ:努力パート
亀井有馬は大学受験をしなかったので教科書を燃やしてます。燃えろ勉強道具。
『リズと青い鳥』で希美が入試対策の本を借りるシーンに影響を受けています。受けてるんです。
ユージ(本物)は高校一年生の時に母親から勘当を言い渡されているので、家を出ていく画を作りました。実際には家を出たのは母親の方なんですが分かりやすく。
暗いシーンなので家を気持ち暗めにして悲しさを滲み出そうと頑張ってます。
岡野謙三?知らない子ですね…
加藤諒と溜口佑太朗は大学に進学したので、予備校や図書室で勉強しています。
Z会MADの中でも常識人として扱われがちな二人がちゃんと進学してるの綺麗ですね。
Bメロの辺りから、音声の方でも亀井有馬の台詞がメインになります。
Z会素材は基本的に人の言葉を喋ることがほぼ無いので特徴的だよなって思ってます。
高校卒業の描写の後、それぞれの進路パートに入ります。圧倒的メンバー紹介。
サビ:進路パート
溜口佑太朗は日本大学藝術学部、加藤諒は多摩美術大学造形表現学部に進学しました。
私服で大学の前に立たせることで進学感を演出!
就職組その1。ユージはレプロエンタテインメントに所属。
就職組その2。
亀井有馬は過去にいくつか劇団や事務所に所属したりもしていたのですが、パート制作当時にはもうフリーだったので「亀井有馬のほあほあch」所属という形に。
写真もチャンネルとは特に関係ない集まりです。多分舞台「喫茶ライフ」の集合写真だったと思う。何で主人公が一番捏造入ってるんだ…?
組み込めなかったのが悔しいのですが、亀井有馬はセピア、コジマ店長、テラゾーと4人で『sky'z』という実況者ユニットを結成しています。
本来はこちらの方を推したかったのですが、グループとしてあまり活動をしておらず写真が少なかったことが理由で亀井有馬単体でも説明できるほあほあchの方に変更しました。
サビ後半:締め
音声で亀井有馬に勝手に感謝させながら、リメイク元のZ会MADを写真として並べていきます。
合作のラストとしては割と定番の演出だと思います。
わた天のOPの影響を受けています。あの多幸感凄いよね…
秀才から順番に4人の卒業後の姿。Special Thanks!
いつものZ会MADの延長線上みたいな感じにはしたくなかったので、出来るだけ他のMADで使われたことのない映像を使うようにしました。
ユージだけ全然映像が見つからなくて困った記憶。
ラストカット!
「復習帖」という言葉をアルバムとして解釈し、合作内のパートを並べました。
パート内でやたら写真が出てきたのはこういうことだったんですね。
以上、ほぼ元ネタ解説になってしまいましたが振り返りでした。
技術的に粗さを拭い入れない部分は多々あるのですが、Z会MADの中でこれだけ演者本人周りの文脈を組んでいるものは恐らく殆ど無いと思うので、そういう意味でこのパートは自己満足度は結構高いです。これしかない需要。
いつかSky'z周りの事情も汲んだZ会MADとかも作れないかなと思ってます。
オマケ:ボツ案
なんかに使った気はするんだけど思い出せない。