音MAD作者の「過去編」を見てみよう その3



この記事は『音MAD Advent Calendar 2022』の参加記事です。

3つの記事に渡って掲載してきたインタビュー企画もラスト!

今回は8人の方のインタビューを開催します!

前2本の記事を見ていない方は先にそちらの記事をご覧頂くことをオススメします!

 

その1その2その3(今ここ)

 

さはら

https://www.nicovideo.jp/user/25683331

やっていた活動

音MAD以外の動画投稿

その活動の説明

人類には早すぎるランキングにランクインすることを狙ってひたすらネタ動画を投稿していました。(現在も有志の方が続けてますが所謂初代にあたるシリーズです)
恥ずかしいから今は殆ど非公開にしています。

その活動が音MADに活きた部分があるか

そのランキングで音MADの存在を知って徐々にそっちにシフトしていったので、きっかけという意味では大いに活きたと思います。

 

主催コメント

高い映像表現力を誇りレスリングMAD中心に活躍するさはらさん!

非公開になってない過去の動画では湯のみシリーズ俺の手など、人早民の片鱗を垣間見ることが出来ます。地層。

人早ランキングには音MADも多くランクインしていたので、音MAD界隈への動線としてはとても自然に思えます。

近年のさはらさんの動画だと『テレキャスターゲイボーイ』(sm38270468)で4って鳴く犬を採用していたことが記憶に新しいのですが、言われてみるとあの素材って人早民がめちゃくちゃ好きそうだなぁって思いました。

るぺあ

https://www.nicovideo.jp/user/79008692

やっていた活動

なし

その活動の説明

音MADが人生で初めて

その活動が音MADに活きた部分があるか

何もなかったので伸びしろしかなかった
型にはまらずあまりない新しい視点を持っていた

 

主催コメント

合作で色々やってるるぺあさんです。昨日の記事の担当者でもあります。

これは"漢"ですね… こういう考え方もあるのかもといった感じです。

アイマス系統の動画ってファンアートに近い側面を持っているものが多数派だと思うのですが、るぺあさんのアイマスMADは比較的人を選ぶようなネタも積極的に取り入れていくような印象があって、そういうところは音MAD生まれの人の得意分野なのかもなぁとちょっと思いました。

こんな人

https://www.nicovideo.jp/user/15195639

やっていた活動

①ニコゲー/②うごメモ

その活動の説明

①プログラム言語を使わずにゲームが作れるサイト、「ニコゲー」を用いたゲーム作成

その活動が音MADに活きた部分があるか

①音声や画像を用いるので、動画素材のダウンロード、音声の切り抜き、画像の透過の仕方が身につきました。
②音MADの映像部分をうごメモで作って投稿をしてましたが、音声はPCで作っていたので音声を作るスキルはそのまま今に活きています。

 

主催コメント

10年ぐらい前からずっとチャー研MAD周辺で活躍し続けているこんな人さんです。全音MAD作者で1、2を争うぐらい好きなハンドルネームだったりします。

ニコゲーという文化を知らなかったのですが、紹介動画を見る感じだとRPGツクールに近い感覚でゲームが作れるサービスらしく、デジタル創作に必要なレイヤーの概念もここで身につけることが出来そうだと感じました。

こんな人さんの音MADは手描きの要素が強めだと思っているのですが、その辺りはうごメモで鍛えられてたりするのかもしれないですね。

ruiji

https://www.nicovideo.jp/user/15195639

やっていた活動

(1)自由帳に(既成)ボードゲーム描いてた (2)ゲームのステージ自作してた (3)フォント描いてた

その活動の説明

当時作ったノートの実物が手元になかったので、再現して描いてます。

 

◆1_ボードゲーム
ヘキサイト
https://hexcite.com/jpn/contents/hexcite.html
小学4年生頃
「ヘキサイト」という対戦型のパズルゲームを方眼罫の自由帳に描いて学校で友達と休み時間に遊んでいました。
初めて遊んだのはゲームボーイ版で、かなりの時間遊んだうえでパズル好きの友達に紹介したくなって自由帳に描いた、という感じです。

 

◆2_ステージ作り
WWA https://www.wwajp.com/
小学5年生頃
パソコンで個人サイトをいろいろ見ている中でWWAにハマり、ステージ作成ツールもあることを知ったので自分で作ろうとしていました。
5作くらいの案をノートに描いていたのですが、どれも中途半端なところで止まり、一つも完成しませんでした。
スプライトは自分で描いていたと思います。
もしかしたらCDにデータを焼いたものが実家にあるかも…。

 

スーパー正男 http://www.t3.rim.or.jp/~naoto/naoto.html
小学5年生頃
こちらもWWA同様に大ハマリしていました。
ステージの作成はテキストファイルに直で打ち込んでいました。(後々作成ツールが作られていてそちらに移行していたかも)
ノートには長めのステージを3つくらい描いて、それとは別に短めのステージをいくつか作っていたと思います。

 

◆3_フォント作り
小学6年生頃
フォント作りといっても、ノートに描くだけでした。
理科のノートに1mm罫のグラフ用のページがあったので、そこに描いていました。
ただ、フォントファイルの作り方が分からなかったので、使える形にはなりませんでした。

当時作ったものが残っていたら見せてください

◆1_ボードゲーム

◆2_ステージ作り

◆3_フォント作り

その活動が音MADに活きた部分があるか

(1)強いて言うならゲーム再現の作風でしょうか…? (2)なさそうですが、当時からものづくりが好きだったことはわかりそうです (3)音MADじゃないですが、ロゴ作成とか最近できてます!

 

主催コメント

nerdtronics2のロゴを担当したruijiさんです。たくさん送ってくれました。

色々出来る方ですが、当時から色々多芸だったようです。

個人的にはボードゲームを自由帳に描いて友達に紹介した」というエピソードが結構肝に見えました。自分の好きなものを手間を掛けて人に紹介するっていう思想は音MADの根底にもあるものだと思います。

創作を行う際にノートや自由帳を有効活用しているのが面白いですね。今でも下書き的にアナログ媒体を使っていたりするのか等気になりました。

関係ないですが、ステージ作成の項で紹介されているサイトがかなりノスタルジーなデザインで懐かしい気持ちになります。

1時

https://www.nicovideo.jp/user/7375756

やっていた活動

オリカビ

その活動の説明

「オリカビ(オリジナルカービィ)でお題」という企画。いろんな人から募集したオリカビをひたすら描いていくという主旨のもので、自分はそのコンプリートを目指していました。

当時作ったものが残っていたら見せてください

その活動が音MADに活きた部分があるか

お題用のお絵描きチャット内で知り合った人の絵柄を意識して、それぞれ異なった描き方をするようにしていました。そのあたりが自分の音MADの映像作業の姿勢に少し関わっているように思います。

 

主催コメント

何かと周囲に影響を与えがちの1時さんです。愛されキャラ。

"オリカビ"というのはカービィを元にした二次創作品群のことを指すようで、ネット上に結構な数が上がっているようです。音MADに負けず劣らずガラパゴスそうですね。

1時さんはTwitterで特定の誰かを題材にしたショート音MADをいくつか上げていますが、その辺りの姿勢も当時からあったように読み取れました。人との交流を創作に落とし込む感じといいますか。創作による交流の方が近い?

mega(目が)

https://www.nicovideo.jp/user/63941082

やっていた活動

うごメモ、イロスマ同人誌製作(動画投稿)、MUGENキャラ製作

その活動の説明

うごメモ
正直創作活動と呼べるか微妙な作品ばかり作ってました。
小学生~中学生にかけて、大体5年ぐらい?

・イロスマ同人誌製作(動画投稿)
メガスマ」という動画を弟と作って投稿してました。
当時の投稿動画群↓
https://youtube.com/playlist?list=PLoQCQWN95cORoU47sE7YjCuRZFI_g_v_6

・MUGENキャラ製作
今もやってますが、触り始めたのは音MAD作り始めるより前でした。
当時作ったキャラの動画↓
https://www.nicovideo.jp/watch/sm34236017

その活動が音MADに活きた部分があるか

MDMの動画を作るときにうごメモで作った動画を一部取り入れた時がありました。
 [例] 音MDM映像(sm33696568 1:21~)

メガスマ」に関してはまず撮影をするところから始めていたので、そういう点は自作MADでたまにする「自分で撮影した映像を用いる」所に繋がってると言えなくもないかもしれません。ちょっとこじつけっぽいですが。
 [例] 音MDM映像(sm33696568 0:23~,1:24~,2:18音量注意)
   零タイスパーイ(sm33622004)
   Kirumi's Attic(sm37362944) とか

あとまた音MDMなんですけど、Windowsムービーメーカー使ってるパートあるんですけど、メガスマ作ってた時はムービーメーカー使って動画作ってたので思いついてやってみたパートでした。
 [例] 音MDM映像(sm33696568 1:42~)

MUGENキャラ製作は今も続けてる事(なんなら最近になってようやくちゃんとしたものが作れるようになってきた)なので現在進行形な気もしますが、自作MADの映像の一部をMUGENを使って演出するみたいな事はちょっとだけやってたりしててまぁ「活きた」のかなぁ…って思います。
 [例] 音MDM映像(sm33696568 1:18~)
   きゅてすらりん(sm40778570) 辺り

 

主催コメント

止まらない暴走機関車、megaさんです!またもたくさん頂きました!

メガスマの動画を見せて貰ったんですが、もうこの時点でmegaさんの音MADの世界観に相当近いものになってて凄い!!!!!!!!影響受けてるというか表現の場所が変わっただけなんだなって感じで素晴らしい!

今回お話を聞いて考えたんですが、MUGENってそもそも結構ハチャメチャな世界観(?)が界隈として共有されているイメージがあって、うごメモのカオスバトルとかと少し似ているのかもなぁと思いました。

根っこの部分はずっと変わっていなくて、表現する場所や技法を変え続けているのがmegaさんなのだと思いました。同じようなことを二回言いました。

しぐ~

https://www.nicovideo.jp/user/4731301

やっていた活動

TRPG

その活動の説明

MADより後に始めた事かつ現在進行形でやっているのですが関連性があるので。
クトゥルフ神話TRPGを主とした様々なTRPGをプレイしています。

その活動が音MADに活きた部分があるか

ちゃんとしたお話をゲームを通して見てきた・そのお話に介入した経験が、妙なストーリーライン(sm37775016 2:18~、sm35915000 4:12 等)を考える際に役に立っています。
一切整合性のない"妙なもの"も好きですが、個人的にはある程度の整合性があってかつどこかに大きく歪みのあるものがおもしろいと思っています。
整合性をもっていてかつ、(ゲーム的緩急・介入する必要のあるものの明確化のため)大きく歪んでいることの多いTRPGのシナリオは深層の考え方で大いに役立っています。多分。
やはり感性的なものが大きいと思いますので僕はこういう方向に役立てていますが、別にTRPGやっても変なMADは作れないぞ!

 

主催コメント

いたまず、カラオケを始めとして定期的に話題を生む人、しぐ~さんです。iwaraは抜ける!

TRPGはシナリオの作成者が意図した大筋のストーリーはありつつも、その過程はプレイヤー及びGM次第で違う転がり方をするものであると個人的に認識しているのですが、お話を聞いていると実は音MADと少し似ているかもしれないと思いました。

例に挙げられている『ShuzoMAD-birthFes.hot』(sm35915000)の場合だと「病気」という要素と「安否確認」の要素が回収すべきである大筋部分として、それ以外の部分は作者の裁量である程度自由に転がすことが出来る部分という考え方も出来るのかなと。

めがっちP

https://www.nicovideo.jp/user/32781937

やっていた活動

うごくメモ帳 及び うごくメモ帳3D

その活動の説明

模写、トレスによる手描き素材制作や制作した素材による音MADの動画制作。

その活動が音MADに活きた部分があるか

小学生当時、友達の家のPCでyoutubeを開いていてそこで初めて音MADをみました。
そこから自分用のスマホを持つまでは音MADを見る機会というのがなかったので、それまでの記憶の繋ぎになったと思います。

また、うごメモが活きてか自分で描いたイラストを映像に組み込むことに抵抗がないのでこれもかなりスキルになったと思います。

 

主催コメント

ラストはこの方、めがっちPさんです!うごメモ勢!

「記憶の繋ぎ」という考え方がとても面白いです。単純に制作経験自体が後に影響を及ぼすのは想像に難くないのですが、そもそも子供だと視聴環境が限られるという発想は自分にはなかったです。

コロナ禍の影響もあり当時より圧倒的にYoutubeが普及した今では同じ状況が起こりうるのかは少し分かりませんね。小さい頃にピンポイントでうごメモに触れていた狭間の世代と言えるのかも。

おわりに

以上、総勢22名の方々からお話を伺うことが出来ました。

ご回答くださった皆様、ありがとうございました。

 

元々音声や映像的な活動をしていてそれが直接音MAD制作に活きていそうな方も居れば、思想や取り組み方の点で影響を受けていそうな方も居て面白かったです。

今回聞いたお話を意識しながらその人の動画を見ることでこれまでとは違う見方をすることも出来るようになるのかもしれません。

また、今回はいわば「過去の姿」だった訳ですが、逆に音MADから何らかの影響を受けて別の活動をしている「未来の姿」についてのインタビューなんかも面白そうだなと思いました。

音MAD作者の「過去編」を見てみよう その2

 

この記事は『音MAD Advent Calendar 2022』の参加記事です。

その1の続きです!先にその1を見ることをオススメします!

今回の記事では新たに7名の方からお話を伺うことが出来ました!

 

その1その2(今ここ)その3

 

とととと

https://www.nicovideo.jp/user/44355080

やっていた活動

イラスト

その活動の説明

絵を描いてPixivやTwitterニコニコ静画などに投稿していました。デジタル絵やドット絵を主に描いており、200を超えたニコニコ関連のドット絵は今でもたまに音MADで見かけたりします。

当時作ったものが残っていたら見せてください

その活動が音MADに活きた部分があるか

今も絵は続けているので、手描き素材を動画にそれなりに使っています。

 

主催コメント

トップバッターはゲーム素材音MADに定評のあるととととさん!

昔からゲームに関する二次創作活動をやっていたということで、ゲームへの愛を感じるところです。

イラストやドット絵はととととさん自身の音MADやクッキー☆合作メドレー単品でも見ることが出来ますが、回答を見ると多分過去に描いた画像が他の人の動画で使われるみたいなパターンもあるように見えます。そういう関わり方もあるんだなぁ。

人コナーズ

https://www.nicovideo.jp/user/15326247

やっていた活動

DTM、短編小説

その活動の説明

DTM:高校の頃から始めた。最初は打ち込みも音源もフリーソフトを使用。音MAD作者になってからもしばらく続けていた。
・短編小説:高校の頃に仲間内で公開。小説と呼んでいいかわからないレベル。

当時作ったものが残っていたら見せてください

その活動が音MADに活きた部分があるか

DTM耳コピとか
・短編小説:なんも

 

主催コメント

チャー研合作MAD等で強い存在感を放つひ、人コナーズさん…

奇天烈なネタを畳み掛けてくる作風の中に確かな音感を感じていたのですが、その才能はDTMの経験から来ていたのですね…!

個人的に『エ"ェーイプリルフール合作(sm34923608)』とか見ると短編小説みたいなお話を作る才能もあるように感じてしまいます。

owatax

https://www.nicovideo.jp/user/1033213

やっていた活動

下記

その活動の説明

◆個人HP(2001〜2007くらい)
ホームページビルダー(死語)とかで個人サイトを作り、FLASH MAKERやParafla!で作った簡単なFLASHムービーとかを公開してました。
niftyの@homepage、Yahooのジオシティーズサービス終了とともに爆散。

DTM不定期)
一瞬始めては挫折してを繰り返してました。

◆UTAU/本気で歌うゆっくりシリーズ(2010年頃)
実況者のファンコミュニティでUTAU音源が作られ、既存曲を歌わせるムーブメントが起きたのでそれに便乗する形で。
そのまま流れでゆっくりにも歌わせてました。
https://nico.ms/sm10013769

その活動が音MADに活きた部分があるか

◆個人HP
特になし。
強いて言うならParaflaニコ割(死語)で使えるな〜とか思ってたんですが結局やらなかったです。期間が空きすぎて使い方を全部忘れてたので……

DTM, UTAU
言わずもがな音声編集の足がかりになってます。

 

主催コメント

数日後にnerdtronics2に出演するowataxさん。お忙しい中でご回答頂けて感謝です…!

古のオタクスピリッツを感じるワードがたくさん出てきますね… 

全部面白そうなトピックですが個人的には本気で歌うゆっくりシリーズが興味深いです。あれって界隈外音MADの一種だと個人的には思ってるんですが、そこが音MAD界隈への動線になったのでしょうか。

音MADだとあんまり人力をやる人って印象も無いので少し意外ではあります。

微生物

https://www.nicovideo.jp/user/31942706

やっていた活動

うごくメモ帳(DSi3DS)

その活動の説明

パラパラ漫画の要領で絵を描き、インターネットを通じてオンラインで作品を公開する。

その活動が音MADに活きた部分があるか

6年間のうごメモ活動で『デジタルお絵描き』というものが身についたことが、現在のネット上でのイラスト活動に繋がっていると考えています。
その結果、自身でイラストを描き、それを音MAD動画に用いることができているので、うごメモでの活動が音MAD活動に活きていると思っています。

 

主催コメント

例のアレ系音MADで強い支持を集める微生物さんです!巧みな歌詞改変が大好きです。

ついに来ましたね、うごメモ勢!その1で話題に出たバンブラもそうですが、ゲーム機を使って子供時代からデジタルの創作活動に触れることが出来ているのは本当に良いことだと思います。

近年の微生物さんはイラストの方面でも高い人気がありますが、そういう昔からの積み重ねが活きているんだろうなと。

2÷す

https://www.nicovideo.jp/user/21133029

やっていた活動

RPGツクール

その活動の説明

PS1ソフト『RPGツクール3』で作成したゲームをコンテストに応募していた

その活動が音MADに活きた部分があるか

当時ゲーム内BGMもいくつか自作しており、作曲を始めたのもここなので、そういう意味では今たまに投稿する自作曲MADとの繋がりを感じなくもない、という感じです

 

主催コメント

あたまのいい人、2÷すさんです。

自作曲MADの印象が強い方なのでDTM系統の活動をしていたのかと思ったら、かなり意外な答えが返ってきました!

しかし回答の中にもある通りですが、ゲームというのはBGMやグラフィック素材も自作する必要がある総合芸術で、言ってしまえば音MADとも近いところがあると思います。

そう考えてみれば、馴染みやすいネタの発想や自作曲、イラスト等幅広い分野に強みを持つ2÷すさんはそこで鍛えられたのかもしれませんね。

滑川

https://www.nicovideo.jp/user/47090626

やっていた活動

漫画/手描きMAD

その活動が音MADに活きた部分があるか

活きた部分とは少し違う気がしますが、歌詞変や構成を考える時は漫画のネタを考える時と似た感覚でやっているかもしれないです。

動画編集のいろはは手描きMADで習得しました。

 

主催コメント

近年Z会MADで強い存在感を放つ滑川さんです!

投稿作品の中でもよく手描き要素を見かけるのでかなり納得感があります。

滑川さんの動画は色調補正やコラの作りが丁寧な印象があるのですが、自分で背景やキャラの画像を手描きする土壌で育った故の着眼点なのかもしれない。

ネタの感じも言われてみると手描きMAD界隈から影響受けてそうだなぁって感じありますね。『勉強シロイドたちがただ叫ぶだけ』(sm29654265)とか題材がかなり手描きMADっぽい。

大内乙打

https://www.nicovideo.jp/user/6641990

やっていた活動

歌ってみた、ツクールゲー作者(未遂)

その活動の説明

中学2年の当時、憧れはやはり全盛期の歌ってみたでして、機材も録音も何も知らない分からないがとにかくやってみたいと思い、親父がライブで使うマイクを親父のPCに直挿ししてaudacityで録音していました。
その頃から音MADに傾倒してたので音MADを歌ったりもしてた記憶があります。
因みに自分の初めての動画投稿は最終鬼畜を1.2倍速して変な自作クソコラ画像みたいなのを載せた動画でした。
後、ニコニコRPGとかカオスなツクールゲーにハマってたのでツクールゲー作者になりたいと思ってましたが、RPGツクール製品版購入には至らず未遂で終わりました。

その活動が音MADに活きた部分があるか

少なからず音MADの音声・動画作りの第一歩にはなったと思います。
後、28になった現在本職で録音とかをしてるので、昔からそういうのに興味があったのかもしれないと思いました。

 

主催コメント

生放送系音MAD作者の重鎮、大内乙打さんです。今回のラスト!

今音MADに使われるソフトってREAPERにしてもAviUtlにしても「最初から超音MAD作る気!!!!」みたいな感じじゃないと中々楽しみ方も使い方も分からないようなソフトが多いと思ってるんですが、大昔はaudacityやWMM等直感でエフェクト弄るだけでもそれなりの遊び道具にはなるものが結構あった印象。色々やってるうちに気づいたら音MADを作っていたみたいなパターンも少なくないんじゃないかと思います。

回答を見る感じなんとなく音響に強い家であることを感じさせるので、音MADに入りやすい環境があったようにも見えますね。

※現在とある野望が動いているみたいです。

人魚のキャラクターのコスプレ産卵AVを撮影したい|大内乙打|note

おわりに

今回も7人の方のインタビューを掲載しました。ここまでで合計14人!

ラストとなる次回の記事では1人増えて8人の方からお話を頂きました!

ぜひ最後までお楽しみください!

 

その3→

https://kaikityou.hatenablog.com/entry/Advent_2022_03

音MAD作者の「過去編」を見てみよう その1

 

この記事は『音MAD Advent Calendar 2022』の参加記事です。

最近は音MADにも色々な表現が増えてきましたね。

手描きや人力はもちろん、3Dや実写表現など、既に表現技法としての「音MAD」は簡単に說明出来るものではなくなってきているのかもしれません。

ふと「こんなに色々なことが出来る音MAD作者の人々はそれまで何をしていたんだ…?」ということが気になりました。

 

そういう訳で、今回は「音MAD作者が音MADを作る前にしていた創作活動」について色んな人にインタビューを行いました。

折角なので、アドベントカレンダーの参加者以外の人にもスパムの如くDMを送って解答を募集しました。回答してくださった方々に感謝。

※今回は音MADの定義を「PCで作られていて、ニコニコやYoutubeに投稿されたもの」とします。うごメモ等は「音MAD以外の創作活動」としてカウントします。

 

予想以上に多くの方からお話を頂くことが出来たので、3つの記事に分けて紹介することにしました。合計22人!

今回の記事では7人の方々のインタビューを掲載します!

 

その1(今ここ)その2その3

 

kaikityou

https://www.nicovideo.jp/user/8523480

やっていた活動

合成ポケモン

その活動の説明

ポケモンのゲーム内で使用されているドット絵同士を組み合わせて、オリジナルのポケモンを作り出す文化。

当時作ったものが残っていたら見せてください

その活動が音MADに活きた部分があるか

ドット絵を加工するという性質上、画像をかなり拡大して表示することになります。
この影響で、音MADに使う切り抜きやコラージュも出来るだけ丁寧に行っています。

 

主催コメント

という訳で主催より例示です!こんな感じでインタビューしていきます!
回答の後に主催がヤイヤイ言っていくパート付きです。ウザかったら飛ばしてください。
ちなみに合成ポケモンについての記事は別で書いたことがあるので、気になる方はそちらを見て頂けると!

合成ポケモンの思い出 - kaikityouの日記

hacococo

https://www.nicovideo.jp/user/10765614

やっていた活動

文筆活動(小説など)(現役)

その活動の説明

そのまま大学時代から同人アンソロから最近は商業でもたまーに物書くことやってます(雑誌などには載ってたりしますが、自著の本は出版してません)
添付した画像はとあるお誘いで書籍内でとある作品の推薦コメント書く機会があったものです。(さすがに音MADと完全別で活動しているため、ペンネーム等も載せたくないので強いボカシですみません。本売る気あんのか!)

当時作ったものが残っていたら見せてください

その活動が音MADに活きた部分があるか

今のところほぼないです(乙打さんのわかさぎAVのシナリオ構成・脚本補佐してる程度)。むしろ音MAD関係の経験があっちの活動に活きそう。

 

主催コメント

続いて瀬畑黒さんの記事でも触れられていたhacococoさんです。

hacococoさんの動画はテキストを大きめに使うことに特徴があると思っているのですが、書籍と触れる機会が多いことは無関係じゃないように感じます。提供して頂いた画像の下の方にも映っておりますが、ハードカバー本の見出しみたいなテキストをよく動画内で使っているイメージです。

※回答の中で触れられている「乙打さんのわかさぎAV」についてはコチラ!

人魚のキャラクターのコスプレ産卵AVを撮影したい|大内乙打|note

26K

https://www.nicovideo.jp/user/23542987

やっていた活動

オリジナル曲の制作

その活動の説明

音MAD制作以前(さらに言うとアレンジメドレー制作以前)は、ニンテンドーDS用ソフト『大合奏!バンドブラザーズDX』やSONARを用いてオリジナル楽曲を作っていました。
(下記1ファイル目が中学時代にバンブラで制作したものを先程録音した音源、2ファイル目が高校時代にSONARで制作した音源のコピーです。)

当時作ったものが残っていたら見せてください

その活動が音MADに活きた部分があるか

音MAD制作において(もメドレー制作においても)、様々な楽器や楽曲における楽器構成をバンブラで学べたことが僕の全音楽制作における原体験となっています。 

https://shindanmaker.com/806118

 

主催コメント

3人目は音MAD合作用メドレーにおいて近年凄まじい頭角を見せている26Kさんです!

バンブラ懐かしいですね…  PCを持っていなくてもゲーム機で手軽にDTMが楽しめる環境があったと思うと相当偉大なゲームだったんだと感じます。KORG Gadgetじゃこうはいかない。

という訳で任天堂さんはSwitchでの新作出してください。

芋タルト

https://www.nicovideo.jp/user/64703247

やっていた活動

漫画を描いていました

その活動の説明

高校のころ漫画サイトに漫画を投稿していました。恥ずかしいので詳細は伏せます!!!!!

その活動が音MADに活きた部分があるか

お話を考えるのが好きだったので、既存キャラの背景とかその後とかを勝手に妄想して形にする作風になったんだと思います。あと直接絵を使うようになりました

 

主催コメント

近年音MAD界隈のトリックスターとなりつつある芋タルトさんです。

芋タルトさんの動画は曲にも素材にもないところからネタが生まれることが多々ありますが、本人も言ってる通り漫画のお話を考えるところが出発点なのでしょうか。最近の例だとギャル黄猿とかまさにそうでしたね。

イラストを使う音MADは最近かなり増えてきましたが、オールイラストの映像を出してくる作者は芋タルトさん以外だとまだあんまり見たことがないかも。

Ximco

https://www.nicovideo.jp/user/50136284

やっていた活動

ニコニコメドレー動画の投稿

その活動の説明

まだDTMの知識も映像の知識もない頃だったので程なく挫折、midiシーケンサーで自作したメドレーの動画は削除済みで現存してないですが、CODE-MAXという名前で活動しており、現在は他人のメドレーに映像をつけた動画のみ残ってます。

その後ハワイさんに出会ったことで音MADを作るようになりました。

ちゃんとした音源でメドレーを作るようになったのは大学入学後、DTMサークルに入って知識を身につけてからですが実は最初にニコニコ動画にアカウントを登録したのはメドレーを聴くためだったんです

その活動が音MADに活きた部分があるか

耳コピをする作業だったので、相対的な音感は身についたと思います

 

主催コメント

何かと器用なXimcoさん。メドレーも出来るフォントも出来るビキビキビキニ1,2,3。

音MAD作者がニコメドにも手を伸ばしたような印象があったのですが、実は逆だった訳ですね!どちらかというとニコメド界隈出身だったという…

Ximcoさんは初期作品の時点でも難解な音程合わせを熟しておりますが、まさしくニコメドの方での経験が活きているのかもしれませんね。

おがちょこ

https://www.nicovideo.jp/user/50136284

やっていた活動

ゆめにっき曲アレンジ

その活動が音MADに活きた部分があるか

時々今でも音源を音MAD素材にしてつくったり

 

主催コメント

音MADとYTPMVの良いところ取りで熱狂的なファンを大勢抱えるおがちょこさん。

おがちょこさんの私的オールスター系動画では緻密な耳コピがしばしば見られますが、DTMの方面で力が培われていたということでしょうか。

曲に対して独自の解釈を交えたアプローチを行うという点では今のおがちょこさんの作風にも深く関わっているように感じられます。

少々

https://www.nicovideo.jp/user/8737396

やっていた活動

音楽ゲームの創作譜面とスキン制作

その活動が音MADに活きた部分があるか

PCなどで動作する音楽ゲームで、プレイする譜面やソフトの見た目を変えるスキンを制作する活動

当時作ったものが残っていたら見せてください

その活動が音MADに活きた部分があるか

ゲーセンで稼働している音楽ゲームの楽曲をたまたま聴き、衝撃を受けたのがきっかけです。
なにか楽曲を用いて創作をしてみたいと考え、まずは音楽ゲームの譜面、のちには自作スキンも制作するように。

譜面制作には楽曲の聴き込みが必須です。スキン制作には編集技術や色彩・デザイン感覚を育てなければなりません。
なにより、テレビから流れるポップスくらいしか知らなかったのが、いろんなジャンルの楽曲を自ら探して聴くようになりました。

思い返すと、音MAD制作に活きる部分しかない...おったまげですねこれは。
現在は音MAD界隈に身を移しましたが、楽曲への愛情から創作意欲が湧くというのは、年月が経った今も変わっていません。

 

主催コメント

その1のラストはAviUtlの扱いに定評のある少々さん!

音ゲーへの愛を感じますね。それでも最大の、最優の、最高の、人類が遺すべき尊い感情を。

ゲームのUIは基本的にプレイに影響の出ないように、破綻や違和感の無い色彩やアイテムの配置が求められるものだと思うのですが、それを念頭に少々さんの映像を見ると納得があります。全体的に丁寧で、ずっと見ていても疲れないというか。

音ゲーの譜面制作も音への解釈を必要とするという点で音MADの音声面に直接的な影響を与えているのは想像に難くないですね。

おわりに

今回の記事では7名の方からお話を伺うことが出来ました!

その2、その3の記事では更に沢山の方のお話を掲載しておりますので、是非御覧ください!

 

その2→

https://kaikityou.hatenablog.com/entry/Advent_2022_02

#今の音MAD作者は知らない

この間某音MAD作者と一緒に新宿のコメダ珈琲店で夕食を食べた。

その時に「最近の若手作者は俺ら世代が酒を飲むようになってからオフ会に混ざるようになったからコメダとかあんまり行かなそうだよね」という話が出た。

 

どういうことかというと、我々が学生時代によくオフ会をしていた頃(具体的には5、6年前辺り)は、金も無いしお酒も飲めないのでよくコメダ珈琲店やファミレス等に入り浸っていたのだ。

同様に我々が誰かと遊ぶときにはその人も我々の馴染みの店(チェーン店)に連れて行ったりしたのだが、最近は我々世代が誰かと食事をする際には迷うことなく居酒屋に行ってしまうので、下の世代に我々の分化が継承されていないことを危惧して今回記事を書くに至った。

我々がよく行っていた店を記しておき、失われつつある文化を遺そうという訳である。

 

なお、ここで言う我々とは主に新宿界隈で特に高頻度で集まっていたkaikityou、絶望、水無月辺りを指す。間違っても音MAD作者の総意ではない。

 

コメダ珈琲店

話の中心。kaikityou、絶望、水無月の三人でやりとりをするコメダ珈琲店愛好会」というLineグループが存在する。

昔は都会で一番近いところは池袋店だったのだが、いつだったからか新宿店が出来てからは我々で遊ぶ際にもよく行くようになった。

Wi-Fiと電源があることを活用してここでノートPCを使って作業したこともあった気がする。

 

・電源カフェ

コメダ珈琲店が出来るまで、新宿で遊ぶ際には西武新宿近くの深夜営業のカフェをよく使っていた。電源カフェという名称はかなり雑だが我々はそう呼んでいた。

面白いエピソードとして、2017年チャー研合作の音声締め切り日当日、担当したこと自体を忘れていた絶望がこのカフェで一晩で音声を完成させて提出させたことがある。

 

・ジョナサン

どういう訳だか分からないが、新宿のとある店舗はいつ行っても空いていたのでドリンクバーを注文して籠城することをよくしていた。みんな抹茶ラテが好きだった。

6人掛けのテーブルですら常に空いていたので大勢で遊んだ際にも結構お世話になった。

 

絶望が持っていた「一つのスマホから複数のイヤホンに音を流せる装置」である。

当時の我々には画期的であった。今はBluetooth派が多いから使えないかもしれない。

これを使って絶望チョイスのオススメ音MADをドリンクを飲みながら一緒に見たりしてた。

余談だが、これを見た某作者が「同じケーブルの両端を複数の穴に繋いだらどうなるんだ?」とか言っていた記憶がある。どうなるんだ?

 

・カラオケ

俗にいうカラオケオールである。我々もちゃんとやっていた。

今は東京に一人暮らしをしている人も多いので、終電を逃しそうになったらその人達の家に駆けこむことが多くなった気がする。

2016年の修造合作は投稿直後にカラオケで一緒に見た。

 

お好み焼き屋

時間制食べ放題のお好み焼き屋。なんかやたら安かった。

ここはお酒を飲めるようになってから行くようになった気もする。

 

・ビリヤード/ダーツ

この辺りも多少大人になってから行くようになった。

「俺らの遊びも健康になったねぇ」とか言ってた記憶がある。今はまた不健康になりつつある。

 

・駄菓子バー

2017年のコミケ終わりに某音MAD作者の紹介で知り、それなりの人数で行ったことがきっかけ。

確かここも最初は新宿にはお店が無くて途中から出来たんだった気がする。

ここもお酒飲めるようになってから行くようになった。バーだからね。

なんかここは音MAD作者が都内で遊ぶときによく使われてた印象がちゃんとある。俺らが流行らせた。

 

 

とりあえず思い出せる範囲でつらつらと書いた。

久しぶりに駄菓子バーにも行きたいものである。

2022.11.10

資格試験と松岡修造合作が終わったので、久しぶりにあらゆる解放感のある日常。

一ヵ月ぶりぐらいにゲームセンターやジムに行けました。

 

松岡修造合作です。久しぶりに音MADを作ることの楽しさを思い出せました。

詳しいことは今度記事にしようと思います。とにかく得るものが多い合作でした。

まだ見てない方は是非見てください。

記事アイデア1

 

合作が上がった当日に某音MAD作者の方とコメダ珈琲店でご飯を食べたのですが、

ふと「最近の若手音MAD作者は俺達世代の人達が大人になってからオフ会に混ざるようになったからコメダとかジョナサン経験が少ないかもね」みたいなことを思いました。

何のことだかよく分からないと思います。これもそれなりに面白い話だと思うので記事に書こうかと思います。

記事アイデア2

 

さっきまで壱百満天原サロメツイキャスを聴いていたのだが、可愛すぎて本当にダメになりそうだったので無理矢理閉じて意識を元に戻した。

自分が可愛いことが分かっている女がこちらを挑発するようなムーブをしてくるのズルいと思う。もう一時間ぐらい経つけどまだドキドキしてる。

 

今日はリハビリがてら書いている節があるので、これぐらいで。

 

最近読んだもの

・『松本』の『遺書』

・僕の日常には事件が起きない

・思い込む力 やっと「好きなこと」を仕事にできた

・佐久間宣行のずるい仕事術――僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた

・映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形

 

最近見たアニメ

サマータイムレンダ

 

最近見た映画

・フリー・ガイ

プロ野球選手って実はあんまり夢ない?と思った話

今日はドラフト会議だったらしい。

BPLのおかげでプロスポーツ界隈への興味がほんのちょっと高まってる。

 

今までプロ野球の選手について全然知らなかったので調べてみたのだが、新人選手の年俸は1500万円と決まっているらしい。2軍以下だともっと低い。

1500万円だと累進課税による所得税は33%となり、これは495万円にあたる。この時点で1005万円。

さらにここから住民税10%、150万円分が引かれる。1005-150で855万円。

855万円を12ヶ月で割ると71.25万円。

 

プロ野球選手になる為にはそれこそ他の全てを投げ打つような努力をする必要があると思うのだが、それで月収71.25万は少し夢がないような気がしてしまった。

もちろん年俸は活躍に応じて増えていくものだし、年俸とは別に契約料、他の仕事による収入も発生するので月収71.25万はかなり極端な例だと思う。

 

でもプロ野球の世界には多くの強者がいて、その中で目立てる選手ってどれぐらいいるんだろう…?みたいなことは考えちゃう。

しかも実力的に追いつけなくなれば職を失うことだってある訳で。リスクの高さに対して安全マージンがあまりないような気がしてしまう。転職も中々難しそうに思える。

 

多分そんなこと考える人は勝負の世界には向いてないのであろうが。

【ネタバレ注意】ブラック★★ロックシューター DOWN FALL 感想

OVA版や2011年版を含めて何だかんだでアニメシリーズ全部見てしまった。

歴代シリーズとの繋がりは多分全く無くて今回だけで完結してるように見えた。

 

良かったところ

・あまりにも性癖詰め合わせ 見た目幼女のキャラクターが当然のようにエロい格好して動き回ってる

・爆音を表現する音割れが気持ちいい 劇場で極上爆音上映があったら映えると思う

・人間のキャラクターが全員ガスマスクを付けているので声が聞き取りづらいのがリアル

・上と関連して、キスシーンでマスクを外すのが「イケナイこと」感溢れててエロい

・同性愛者のキャラクター達がちゃんと左耳にピアス付けててとても分かりやすい

・やたらセックスについての描写が多かったのは環境が衰退して三大欲求に回帰しているということだと思ってる

・見たことのないタイプのループ物 石碑サイズの人工知能ごときに滅亡寸前まで追い込まれてる滑稽さが良い

・最終回でボカロの原曲が流れるシーンがあるのだが、今と比べれば拙いと言わざるを得ない当時の技術力が逆に無機質な感じを出していてとても良い

・3DCGを生かしてガンガン動き回るアクションシーンがカッコいい

 

悪かったところ

・かなりのご都合主義 エンプレスが強すぎて危機感が全くない

・あの衰退っぷりから想像される環境で50年間生き残るのかなり厳しいと思う

・キャラクターの心情描写が全然無いので感情移入出来る対象が誰も居ない

・結果的に最終回のラスト10分ぐらいで全部解決しちゃってる 起承転結の結への持って行き方が雑すぎる

 

総評

実際のところ作り手側としてはストーリー全体ではあんまり考えてなくて、作りたいシーンや演出をやりたかっただけなのかもと思ってる。

アクションや音響、世界観はとても良かった。

人には勧めないと思う。